中田地区 闇バイトをゲームで学ぶ 危険を疑似体験
中田町会館2階で3月20日、闇バイトの危険性について学ぶメディアリテラシー講座が開催された。主催は中田連合自治会の有志が集い、情報発信活動などを行う中田編集局。
参加者は(株)クラスルームアドベンチャーが開発した謎解きゲーム「レイの失踪」を体験。同ゲームは失踪してしまった女子高生・レイを捜索するというストーリー。スマホやタブレットを使ってゲーム内のSNSやインターネットを操作してストーリーを進めることで、闇バイトの手口や応募してしまう経緯などを疑似体験できる。
終了後には、同社の三石葵さんがゲームの内容を踏まえながら「狙われない、騙されない、ハマらない」3つの闇バイト対策を解説。万が一の場合に備え、警察相談専用電話の「#9110」も紹介した。
自治会で初開催
同社の竹ノ内尊行(たかゆき)さんによると、同ゲームは小中学校での体験会が主で、自治会主催の場で行うのは初めてのことだという。竹ノ内さんは参加者に対し「SNSやインターネットは当たり前の時代。ただ話をするのではなく、情報との向き合い方を実践的に学ぶことが必要」と語った。
参加した中田小4年生の古根光貴くんは「闇バイトは知っていたけど、改めて怖いものだとわかった。変だなと思ったら#9110に電話する」と話した。