新米警官175人 使命を胸に警察学校卒業 直ちに各署へ配属
栄区にある神奈川県警察学校で9月27日、初任科短期課程178期生の卒業式が行われ、この春採用された新人警察官175人が卒業を迎えた。
卒業式では一人ひとりに秋本剛学校長から卒業証書が授与。秋本学校長の「頑張れ」との言葉に「頑張ります」と大きな声で返答しながら、証書を受け取った。
また、式辞では秋本学校長が「警察官という生き方を選んだのだ。初心を忘れず、仲間を大切に」と期待を込めた。
さらに、警察本部長訓示では和田薫本部長が「何事にも誠実に、情熱を持ち、士気の高い警察官になってほしい」と話した。
卒業した175人は同日中に県内各署に配属。早速、職務に当たった。
逮捕術秀でた学生も
最も成績が良い人に贈られる本部長賞に選ばれたのは山口璃空巡査。山口巡査は現場の警察官も参加する逮捕術大会に学校代表として参加し、先輩たちを抑え優勝するなど、多方面において良い成績を修めた。卒業後は茅ケ崎署に配属。まずは交番勤務に就くが「交番勤務で基礎を学んだ後、機動隊に入ることができればうれしい。強く優しい警官になりたい」と将来への希望を語った。