「鶏ガラスープの空き容器」の“意外な活用術”「年末の大掃除に使える!」「便利で使いやすい!」
整理収納アドバイザーの三條凛花です。ものを捨てる前に、活用法を考えるのが好きです。今回は、「鶏ガラスープの素」の空き容器の活用法をご紹介します。
鶏ガラスープの素の空き容器がとっても便利!
鶏ガラスープの素の空き容器、そのまま捨てていませんか?
わたしも以前は捨てていましたが、「これ、100円ショップの“あるもの”の代わりになるかも?」と思い、再利用法を模索してみました。
「あるもの」とは、振り出しタイプのボトルのこと。
100円ショップのビンやキッチングッズコーナーで見かける、調味料や粉末の保存に便利なアイテムです。
振り出しタイプのボトルにすると、中身をスプーンで掬う手間が省けるだけでなく、蓋を開けて取り外すといった小さな作業もなくなります。ちょっとしたことですが、これが意外と便利なんです。
本来なら1つ100円で購入している容器が、使い終わったものを再利用すると無料で手に入るのがうれしいです。
活用法はさまざまなのですが、今回はその中でもおすすめの「掃除の際に使える活用法」をご紹介します。
掃除用の「粉」収納に最適
粉末タイプの洗剤をお使いの方はいらっしゃいませんか?
じつは「鶏ガラスープの素の空き容器」は、重曹やクエン酸など粉末状の掃除グッズを収納するのにぴったりなんです。
重曹やクエン酸は、汚れに直接粉のまま振りかけてこすったり、濡れたスポンジなどに振りかけて汚れを落とす方法がありますよね。
この「振りかける」作業が、容器を変えるだけでぐっとラクになるんです。
蓋を回し、外し、スプーンですくって……といった手間がありません。そうじのハードルが下がるのでおすすめです。
もちろん、「粉末状」のものならいろいろ使えます。食品なら大容量パックのふりかけを詰め替えてもいいですね。肥料や屋外で地面に撒くタイプの防虫剤も、容器を変えるだけで手間が減りますよ。
もともと食品が入っていた容器なので、ある程度密閉性はあると思いますが、長期間そのまま保存しないようにだけ気をつけています。
かんたんに詰め替えるテクニック
詰め替えるのが面倒だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、簡単に詰め替えられるテクニックをご紹介します。用意するのは、たった一枚のクッキングシート。
クッキングシートをゆるく丸めてろうと状にし、ビンの入れ口に差し込むだけです。
あとは、上から詰め替えたい粉を振り入れれば、こぼれる心配もなく、一気に詰め替えられますよ。
余力があれば、丸める前に端を折り込んでおくと、強度が出ます。
空き容器を捨てるのは簡単です。でも、ちょっとした工夫で、新しいものを買わずに日常の作業がもっとラクになります。今捨てようかなと思っているものがあったら、ぜひ一度、観察してみてください。考える過程も意外と楽しいですよ。
三條 凛花/エッセイスト、整理収納アドバイザー