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Bluetoothマルチポイント接続がかなり便利!高音質でフィット感の高いオープンイヤーヘッドホンワンモアの「S70」を導入してみた

特選街web

ある意味スマートフォンの一部ともいえますが、筆者はスマートフォンと同じレベルでBluetoothイヤホンがないと生きていけません。そんな筆者のイヤホンを4歳の息子が破壊! そこでBluetoothマルチポイント接続にも対応した1MOREのオープンイヤホン「S70」を導入した結果は?

特に不満のなかった1MOREの「S31」を息子が踏んだ

チタン合金フレームでマルチポイント接続に対応する「S70」を選択

正式名称「1MORE Open Earbuds S70 オープンイヤーイヤホン」のパッケージ。高級感のあるデザインになっています。

Bluetoothイヤホンが大好きです。朝起きると、メガネをかけるのと同じくらいの自然さで Bluetoothイヤホンを装着します。もう好きとか、嫌いとかではなく、ないと不安になるので寝るときと原稿を書いているとき以外はいつも装着しています。

とはいえ、音楽が特別好きなわけではありません。寝ているときと原稿を書いているとき以外はほとんど、家族と話しているときも、ジョギングの際もPodcastでニュースか、Audibleで新書などを聞いています。あとは打ち合わせや連絡などの電話の際もBluetoothイヤホンを使うので、起きているときはほとんどBluetoothイヤホンを使っているわけです。

そういうわけで、筆者は非常に高音質を求めているわけではありませんが、一日中装着していても気にならず、コンテンツを聞いているときも周りの音が聞こえて、バッテリー持ちがよく、ジョギングの際に雨が降っても大丈夫な防水性を備え、それでいて、もし壊れたり、なくしたりしても、同じ物をすぐに購入できる程度の価格のBluetoothイヤフォンとして「1MORE Open Earbuds S31 オープンイヤーイヤホン」(以下「S31」

・実勢価格8,980円)を愛用していました。

「S31」は片側8.2gと軽いですしフィット感のよくIPX5対応で防水性も高くコストパフォーマンスも高く気に入っていたのですが、ある日、寝転がったまま使っていて床に置いていたところ、4歳の息子が踏んだのです。

「S70」のパッケージの中身。取扱説明書、充電ケース、そのなかにイヤホンが左右1つずつ、それにUSBケーブルも付属します。

驚いたことに「S31」は約20kgの息子に踏まれたのに、再生機能的には破損しませんでした。ただし「S31」を耳に装着する際のスチールワイヤー製のイヤーフックが内部で折れたようで、シリコンコーティングだけつながっている状態になり、ジョギングなどでブラブラしてしまうのです。

仕方ないので「S31」をもう1つと考えて、1MOREのWEBサイトを見ていて気になったのが、新製品で上位モデルの「1MORE Open Earbuds S70 オープンイヤーイヤホン」(以下「S70」)です。実勢価格は17,800円。

筆者の場合、頻繁に落下させたり、ジョギングやアウトドアの際にもBluetoothイヤフォンをいつも装着していたりするので、なくしたり、壊したりしたときに深く落ち込む価格、だいたい1万円以上のBluetoothイヤホンは避けています。

透明な窓が付いた充電ケースが付属します。この窓からイヤホンの充電状況などが確認できる構造になっています。

しかし、この「S70」は、今回息子が踏んで中で折れたイヤーフックが「S31」ではスチールワイヤーだったのですが、航空宇宙グレードのチタン合金で7,000回の折り曲げ耐久試験をクリアしているといいます。さらに2台のデバイスに同時接続できるBluetoothマルチポイント接続に対応。

「S31」にほとんど不満はなかったのですが、筆者はスマートフォンとパソコンにそれぞれ別のイヤホンをつないでいます。できることなら、1つのBluetoothイヤホンで対応したいのですが、パソコンの前にいるときと、それ以外で毎回Bluetoothをつなぎ直すのも面倒です。そのため、それぞれ別のイヤホンをつないでいたのです。Bluetoothマルチポイント接続対応なら、この問題を解決し、イヤホン2つ分活躍してくれるはずです。

そう考えることで、自分を丸め込んで筆者は予定の約2倍の価格である「S70」を導入しました。妻になにかいわれたときにも「S70」は普通のイヤホン2つ分働くので問題ないと解説する予定です。

1MORE「S70」を実際に使ってみた

残念ながら装着した時点からランクの違いを痛感

ちょっとした差のように思うのですが、航空宇宙グレードのチタン合金を採用したというくびれのある三角柱のフレームはフィット感が抜群です。

到着した1MOREの「S70」を開封し、実際に使ってみました。開封した時点で「S31」の充電ケースが全体にまっ黒なプラスチックケースなのに対して、実勢価格が倍近い「S70」は充電ケースに透明な窓がついており、内部の充電状態が確認できるなど、1MOREのオープンイヤーイヤホンのなかでもハイエンドモデルであることを感じさせる作りです。

まずは試しに装着してみたのですが、装着時点で、それまで使っていた「S31」との差が明確に感じられます。「S31」のイヤーフックは、ほぼ単純な円柱形のフレームを採用しているのに対して「S70」は場所によって太さの違う三角柱のフレームで、内部には航空宇宙グレードのチタン合金素材が採用されているそうです。

たった、それだけの違いなのですが「S70」の耳へのフィット感が明らかに「S31」とは異なります。締め付けが強いとか、フレームの圧力が高いとかではなく、耳が痛くなったりはしないのですが、よりカッチリと耳全体にフィットするのです。基本構造はほとんど変わらないのに、構造と素材だけでこれほど安心感があるものかと感心します。

オープンイヤーイヤホンなので、周りの音が聞こえながら、イヤホンから音も聞こえるわけですが、その音は非常にクリアで明確です。

そして、当然次は試しに音を聞いてみたわけです。何度か申し上げているように、筆者は音楽を楽しみ、その細かな音の違いを聞き分けられるような繊細な感覚を持ってはいません。

しかし、いつもどおりAudibleで新書を読み上げるデジタルボイスであっても、その音質の差は明らか。音の輪郭のクリア感、低音と高音のバランスなど、残念ながら「S31」とは明確な差があるのです。ある意味でキリがないので筆者はあまり高価なイヤホンには手を出さないようにしているのですが……、でも高いイヤホンほど音が気持ちよいのも事実です。

筆者は日課に近いジョギングの際にもイヤホンをしているのですが「S31」でも不満を感じたことはありませんが「S70」でもフィット感、音質、IPX5の防水性能、操作性などによい高いレベルの満足感を得ました。さすがにかなりいい。

「S70」のBluetoothマルチポイント接続を試す

アプリの「詳細機能」→「実験的機能」からセットアップする

1MOREのイヤホンやヘッドホンの詳細設定などをコントロールする「1MORE」アプリをスマートフォンにインストールすることをおすすめします。

1万円を超えるどころか、約2万円近い、1MORE「S70」を筆者が導入した大きな理由の1つがBluetoothマルチポイント接続に対応していることです。筆者は難しい理屈はよくわかっていないのですが、Bluetoothマルチポイントに対応するBluetoothイヤフォンは、再生デバイスの接続をいちいち切り替えるのではなく、複数の(再生)デバイス「S70」なら最大で2台に同時に接続して、例えば後から再生ボタンを押したほうとか、音声通話の受信ボタンを押したほうなどといったきっかけで「S70」が優先する音声などを切り替えるしくみ。

例えば、パソコンとスマートフォンのそれぞれに「S70」を同時接続しておくと、パソコンで動画を鑑賞しているときはパソコンの音声が「S70」からユーザーの耳に送りこまれ、鑑賞中にスマートフォンが鳴って、通話の受信ボタンを押すと「S70」はパソコンの動画の音声ではなく、自動的にスマートフォンでの通話の音声に切り替わるといったイメージです。

これまでのように再生デバイスといちいちつなぎ直す必要がなく、シームレスに各デバイスの音声を利用できるのが大きなメリット。筆者は、パソコンとスマートフォンにそれぞれ別のイヤホンをつないでいますが、Bluetoothマルチポイント接続を活用すれば、イヤホンを1台で済むわけです。非常にスマート。

1MOREのスマートフォンアプリ「1MORE」のメイン画面上部。この下にある「詳細設定」からBluetoothマルチポイント接続の設定を行います。

早速使ってみようと、付属のマニュアルをみたのですが、少なくとも筆者のみた限りマニュアルにBluetoothマルチポイント接続については記載はありません。そこでイヤホンなどを管理設定する1MOREのスマートフォンアプリ、その名も「1MORE」の設定を細かくみていくと「1MORE S70」→「詳細設定」→「実験的機能」→「2台接続可能」をオンにすると2台の再生デバイスを同時に接続できるようになっていました。

筆者はオンにして使っているのですが「実験的機能」に入っていることもあり、気になる点がいくつかあります。1つは2台接続可能にすると、わずかに音質が低下するように感じること。2つめが優先するデバイスを変更する際に数秒レベルのタイムラグが発生すること。体感だと5秒程度ですが、音声が途切れるのです。3つめが2台接続可能にすると1台だけを接続可能にしているときに比べ、ノイズなしにBluetooth接続できる距離が短くなるように感じるのです。

これらを素直にいうなら、実際のところ結構気になります。しかし、面倒なBluetoothのつなぎ直し作業なしにスマートフォンとパソコンの両方を1台の「S70」で使える便利さを抗うことができず、筆者は、これらのデメリットを許容して「2台接続可能」をオンにしたまま「S70」を使っています。便利さには負けてしまうわけです。

「S70」に2台のデバイスを同時に接続可能にする「2台接続可能」。デメリットもありますが、筆者は基本的にオンで使っています。便利さにはあらがえません。

イヤホン単体で約12時間、充電ケースのバッテリーまで使えば約40時間の再生が可能で、5分急速充電すれば約2時間の再生の可能な「S70」は、ほぼ終日イヤホンを装着し続ける筆者のニーズに十分対応してくれます。

しかも「2台接続可能」、さらには高音質で軽量片側約8.7g、連続装着しても耳の痛くならないフィット感、屋外ジョギングの際にも安心なIPX5の防水仕様と非常に満足度の高い、外の音もしっかり聞こえるオープンイヤーイヤホンに仕上がっています。

個人的には2台分活躍してくれるから大丈夫! と言い張っていますが、なくしたり、落として壊したりを考えると、もう少しリーズナブルだと最高なのだがと思ってしまう部分があることは否めません。逆にいうなら不満はそれくらいです。

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