藤沢西RC すくすく育て、河津桜 親水公園の100本再整備
藤沢西ロータリークラブ(RC・小澤一成会長)は先月24日、創立60周年記念事業の一環で、大庭の引地川親水公園に河津桜を植樹した。
同RCは創立40周年を記念し、2006年から5年かけ、同園に年間20本ずつ計100本の河津桜の植えた。鮮やかな濃いピンク色の花が咲く圧巻の景色は、今では来園者に春の訪れを告げる風物詩となっている。
しかし植樹から20年が経過し、そのうち20数本が枯れてしまった。そこでクラブ還暦の節目に、河津桜を再び100本に戻し、日ごろの奉仕活動を市民らにPRしようと、「河津桜植樹再整備プロジェクト」を立ち上げた。
汗ばむ陽気となったこの日、メンバーのほか、鈴木恒夫市長ら来賓を合わせ、約30人が出席した。
プロジェクトの内容を説明する看板が新設され、まずは除幕式が行われた。その後、メンバーは障害者施設のNPO法人木曜クラブ、社会福祉法人創の利用者と合流。門倉土木株式会社協力の下、ぽっかりと空いた土の中へ共に苗木を埋め、スコップやシャベルを使って土をかぶせていった。植樹体験を通じ、事業に携わる全ての人に郷土愛や福祉精神を育んでもらう狙いがある。
植樹後、鈴木市長は「いつも市民に尽くしてくれ、ありがたい。藤沢は住み良いまちと評価されており、自然の宝庫であるのもその一つ。住民の満足度をさらに高め、人の輪が広がってほしい」と期待した。現在20人のメンバーを率いる小澤会長は「20年前に植樹した先輩方の意志を受け継ぎ、市民の憩いの場を守っていきたい。今後も藤沢の素晴らしい魅力を発信していければ」と決意を新たにした。