“2001年3月4日03時47分” その時、何が起きていたのか?『消防士 2001年、闘いの真実』本予告
韓国を揺るがした火災惨事事件を基に、消防士たちの闘いを描く『消防士 2001年、闘いの真実』が、7月4日(金)より公開される。このたび、立ちはだかる炎と闘う姿と消防士たちの日常や葛藤が描かれる本予告と、本ポスタービジュアル、場面写真が一挙解禁となった。
韓国「火災惨事事件」を基に、消防士たちの闘いを描く
本作は、2001年3月4日に発生した「弘済洞火災惨事事件」を基に、消防士たちの凄絶な闘いが描かれている。韓国での公開時には初登場1位(12/4公開)・3週連続第1位(洋画除く)、さらに12月に公開された中2024年の興行収入で国内映画トップ5にランクインする大ヒットを遂げた。基となった火災惨事事件では、消防士の装備や待遇が劣悪な環境の中で、命懸けの消火や人命救助が行われ、当時韓国でも大きな事件として報道され、消防士の待遇改善のきっかけともなった。
大ヒット作品『友へ チング』『チング 永遠の絆』『極秘捜査』『長沙里 9.15』などのクァク・キョンテク監督がメガホンを取り、主人公の西部署の新人消防士・チョルン役には、数々のTVドラマに出演し“視聴率王子”の異名を持つ実力派人気俳優のチュウォン、西部署班長のジンソプ役には、クァク・ドウォン。そのほか、ユ・ジェミョン、イ・ユヨン、キム・ミンジェ、オ・デファン、イ・ジュニョク、チャン・ヨンナムら豪華俳優陣が脇を固めている。
本予告では、チョルン(チュウォン)が新人であることからの戸惑いの様子や何もできず落ち込んでいる姿などから始まるも、先輩たちに優しく迎えられ、楽しそうな様子や過酷な訓練でのワンシーン、彼らを取り巻く家族や仲間の様子など温かいシーンが続き、火災惨事の事だけでなく人間ドラマも濃厚に描かれていることを予感させる。
そして、“2001年3月4日03時47分”と重々しいテロップから“弘済洞にて火災発生”と続き、消火活動のために走り、ホースを準備する姿、そして建物の周りが煙で囲われ燃え広がる炎が映し出され緊迫感のあるシーンへと続く。「炎が死神の衣のように迫ってくる」「俺たちが負けたら誰かが死ぬ」など、ただならぬ事態である事を感じさせ、「その時、何が起きていたのか——」というテロップとともに、消防士たちにとって火災は人生を賭けた闘いの真実であり、日々の暮らしからは想像もできないような過酷な状況が描かれていることがわかる映像に。
本ポスタービジュアルは、下部に燃え広がる炎の前で消火活動をしている姿があり、炎の周りを主人公のチョルン役のチュウォンやカン隊長役のユ・ジェミョン、兄貴分のヨンテ役のキム・ミンジェ、同僚の消防士キチョル役のイ・ジュニョクらが囲い、さらに、チョルンの先輩で西部署班長のジンソプ(クァク・ドウォン)の妻・ドスン(チャン・ヨンナム)はジンソプの無事を祈っている様子など、思い思いの真剣な眼差しから火災を見ているかの様子が伺える。キャッチコピーの「その勇気の行方は——」からという言葉からも重々しい空気を感じさせ、本作で描かれる「火災惨事事件」が想像を超える過酷さであることを物語っている。
『消防士 2001年、闘いの真実』は7月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー