【決算】アクシアル、売上高・経常利益・純利益が過去最高、値ごろな価格やPB商品が奏功
原信
アクシアル リテイリング株式会社（新潟県長岡市）は5月7日、2025年3月期決算短信（連結）を発表した。
売上高は2,818億7,000万円（前年同期比4.3％増）、営業利益は120億6,000万円（同2.4％増）、経常利益は127億900万円（同3.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は90億600万円（同21.0％増）。営業利益は過去2番目。売上高、経常利益、純利益は過去最高となった。
来店客数は既存店で前年同期比2.6％増。普段遣いの商品を中心に価格を抑えたことと、プライベートブランドやオリジナルの惣菜、商品の開発が奏功した。特に「生姜醤油鍋用スープ」や、長岡花火に合わせて企画した「正三尺玉パイ」などが好調だったという。
また、11月には富山県4店舗目となる原信呉羽店を出店したほか、長野県内の6店舗も順調で「新商勢圏への出店は、今後も積極的に進めていく」とした。
一方で2026年3月期通期は、売上高2,860億円（前年同期比1.5％増）、営業利益114億円（同5.5％減）、経常利益120億円（同5.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益は82億円（同9.0％減）で、増収減益を予想。現状は前年の勢いを維持して好調な滑り出しだが、アメリカ合衆国の関税政策による影響や、従業員の賃上げと商品の値下げの実施の影響を加味した。
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