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不要ワームをリサイクルして新しいワームを自作しよう! 道具・材料集めは100均ショップでOK

TSURINEWS

ワームを再生してみよう(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

不要になったワームを再利用して、新しいワームを作ってみませんか?百均のアイテムを活用すれば、簡単&低コストで自作可能!型作りから成形までの手順を分かりやすく解説します。

まずは不要なワームを集めよう

針でグズグズになった等の、もう使えないワームを集めましょう。

三原色を意識しよう

ポイントは色分けです。特に「イエロー・マゼンタ・シアン」の三原色を意識して分けてください。色を混ぜすぎると黒っぽくなってしまうので注意しましょう。

100均で揃える道具・材料

以下の材料を100均(100円均一ショップ)で準備しましょう。

準備するもの(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

・石粉粘土(型取り用)
・金属製の小さなカップ(取っ手付き)
・軍手・マスク(安全対策)
・箸や耳かき等細長いもの(型のベースに使う)
・筆

家に使い終わった箸などがあれば活用できます。なければ百均で購入しましょう。全てを購入しても1,000円は超えないと思います。あとは離型剤の代わりに、片栗粉やベビーパウダー等の目の細かい粉を用意して下さい。

型を作ってみよう

材料が揃ったら、まずは「型」作りからです。

1.今回は箸を使用好みの長さに切り、断面を整えます。(これが「オス型」になります)

オス型(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

2.石粉粘土をよくこね、平らな場所に広げます。

3.雄型に片栗粉を塗りそのまま粘土を上から押し付けて「メス型」を作ります。

メス型を作る(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

その後ひっくり返して、余った割り箸などで、もう少しだけ雄型を奥に押し込みます。クッキングシートを敷いておくと、粘土が机にくっつかず、後片付けが簡単になります。(私はプラのまな板を使用)

4. 2〜3日乾燥させます。完全に硬くなる前(12〜24時間後位)に雄型を抜いておくと楽です。←ちなみに、このメス型から雄型を抜く作業が一番の山場です。

この方法はワームだけでなく、メタルジグの型作りにも応用できます。ただし、メタルジグの場合は鉛を溶かすため高温となり、少しの水気で爆発の危険があります。型の水分を完全に飛ばすためにオーブンで焼く等の必要があるので注意しましょう。

いよいよワームを作ろう!

ここからいよいよワーム作りの工程に入ります。

準備

1.廃ワームを3〜5mm程度に細かくちぎる(小さいほど溶けやすい)。

2.ちぎったワームを金属カップに入れる。カップの外に原料がつかないよう注意する。

ちぎったワームを入れる(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

3.メス型をコンロの近くに準備し、片栗粉等を塗っておく。可能なら少し温めておく。

溶かして流し込む

1.コンロを弱火にし、軍手を着用。

2.カップを火にかけ、動かしながら均等に加熱する。

3.ワームが均一のサラサラぽいトロミのあるゲル状になるまで温める。

ワームを温める(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

4.溶けたワームを型に流し込む(太い方から流すとやりやすい)。

型に流し込む(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

5.冷えて固まったら型から外して完成。

完成品(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

アドバイス

計量カップを購入することになると思いますが、フチが丸いと液体を注ぎにくいです。ペンチなどでフチを少し曲げて注ぎ口を作ると、使いやすくなりますよ。

注意点

作る際の注意点を紹介します。

火の取り扱いに注意

カップの外に原料がつくと引火し火災の危険があります。若い頃初めて作ったとき、フライパンに大量のワームを入れて火にかけたら、1mほどの火柱が上がったことがあります。最悪火事になりかねません。

過熱しすぎに注意!

均一にサラサラなゲル状になったらそれ以上の加熱は注意。過熱しすぎると焼けて茶色くなり、最悪使えなくなります。

換気をしっかり!

ワームは軟質塩ビ製で、加熱すると有害なガスが発生する可能性があります。必ず換気をしながら、マスクを着用して作業しましょう。

慣れてきたら、シリコンキャストでより本格的な型作りに挑戦してみるのも面白いですよ!シリコンを使うと、より細かいディテールの型も作れるようになります。

ディティールも付けられる(提供:TSURINEWSライター刀根秀行)

この方法なら、不要なワームを再利用できるのでエコではありますよね。安全に注意しながら、オリジナルワーム作りを楽しんでください!

<刀根秀行/TSURINEWSライター>

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