<キッパリ嫁が義父に!>「結婚式は延期しませんッ」まさかの反論に義父がブチギレ!【まんが】
4ヶ月前に私(マオ)は長女のナナを出産しました。私の実家は飛行機で移動する距離にあり、出産から4ヶ月が経ってようやく今日ナナを両親に会わせることができました。一方、夫の両親は同じ県内、車で40分ほどの場所に住んでいます。しかしナナに会いにきたことは一度もなく、おめでとうの連絡すらありません。もちろん、お祝いもなし。こうなった原因は、おそらく数年前。私たちの結婚式のときに義父と少し言い争いになったためだと思います。私の意見は「私も1割くらいは悪いところがあったかもしれないけれど、9割は義父が悪い」です。
「まぁ、お前がいいならいいんじゃないか。お祝いもないんだろう? あちらだって常識があるとは言えないさ」父がやわらかい口調で言います。
シンタロウの両親とは数年前から会っていません。最後に会ったのは結婚式のときですが、このときに義父と揉めたのです。
私たちは感染症の影響で、一度、結婚式を延期しました。しばらくしてそろそろ結婚式をしようとなったのですが、今回も、延期すべきなのではと義両親が言い出したのです。
夫は優しい性格。それとなく「延期はしない」と伝えても、義父から「蓄えがないのか」などと言われてしまいました。
夫に任せていると話が進まないと思い、私は自分の意見をはっきり義父へ伝えました。そもそも私たちの結婚式なのに「ああしろこうしろ」とズケズケ言われるのは納得できません。
私は気が強い性格なのもあり、結婚式の延期はしたくないとの気持ちが勝り、つい反論してしまいました。しかし言い返す言葉もなかったのか、反論されると思っていなかったのか、義父もカッとなったようです。
感染症が流行している最中の結婚式。義両親の「再度、延期したほうがいい」という意見はもっともだと思います。 しかし、いつまで延期すればいいのか見通しがつかないなか、結婚式場に延期のための料金を支払うのも嫌です。 子どもも早くほしいし、いつまでも我慢をするのなら、感染症予防の対策をきっちりとって結婚式を挙げてしまった方が良いと私は思うのです。 式場の人もいろいろと考えて対策をしてくれるといっているし、今回はなんとしてでも結婚式をおこないたいのです。
ごめんが言えないの?「謝罪するまで孫には会わせません!」
大きな声でまくし立てた義父。
「自分の女の教育」って、いつの価値観でしょうか。女性が意見してはいけないなんて、バカバカしいと思いました。
その後、結局私たちは結婚式をおこなうことに。義両親の賛同は得られないままでしたが、おそらく夫が水面下で説得してくれたのでしょう。
結婚式当日。私は大人として義父に謝罪をしたのに義父は「おう」とだけ。正直、腹が立って仕方ありません。
「結婚式を延期したくなかったのは私の都合だって思ったし、言い方などは自分にも非があったかもしれないと思って謝罪はしたよ?」夫にも私の気もちを伝えます。
義両親は義父のお母さんと同居しています。義父が私に謝罪してこないということは、義母も義祖母もナナには会えないということです。最初のうちは、義母と義祖母が気の毒で、彼女たちにはナナを会わせたいと思っていましたが、夫に言ってもなんだか返事が煮え切りません。
私は、本当は義父が100%悪いと思っています。女だからと見下すなんて、どんな考えをしているんだと思うし、時代錯誤も甚だしいです。 しかし、たしかに感染症が流行しているなかでの結婚式はやめたほうがいいという意見があることもわかります。それに大人としての付き合いがあることもわかるので、私の都合で結婚式をおこなったことを私からは謝罪をしました。 しかし義父の返事は「おう」だけ。夫には「すまなかったな」と言ったそうですが、それが本当かどうかも怪しいです。
【義両親の気持ち】嫁が夫の両親に意見する?「生意気すぎる」
息子のシンタロウは、昔から優しいけれど気が弱いタイプ。ここぞというときも言うべきことを言えないタイプだ。シンタロウにはいつからか期待などはしなくなっていたが、それでも大事に育てた一人息子。当然、ここまで育ててきた恩は返してくれるだろうと思っていた。あの生意気な嫁・マオさんをもらうまでは。マオさんは、目上の俺たちを立てることなどせず、生意気で、俺は最初会ったときからなんとなく気に入らなかったのだ。
俺の時代なら、夫の両親に歯向かうなんてことは絶対になかった。もし妻が「感染症が流行しているけれど結婚式はしたい」なんて言い出したなら、俺は間違いなく説得していた。それに妻ならば自分の意向に沿わなくても俺を立ててくれるだろうことはすぐにわかる。
「もしかしたら、こないかもしれないわね。先日のことでだいぶ気分を害しているみたいだから」
「ええ、そうね。私もそう思う。ただ結婚式は一生ものだから……」嫁をかばおうとする妻の言葉に腹が立った。結婚式を延期しろと言ったら従うのが筋だろう。
向こうが意地を張って、子どもを会わせないのならそれはそれで構わない。嫁ひとり説き伏せることができないシンタロウを情けなく思うだけだ!
(義母:この人は言い出したら聞かないから……。でもマオさんも悪い。ああいう風に意見するべきではなかった。孫には会いたいけれど、仕方ないのかしら)
昔から何をやらせても中途半端なシンタロウには、もはや期待はしていなかったが、ここまでワガママな嫁をもらってくるとは……。 夫の親も立てることができない嫁とは今後付き合いなんてしたくない。親戚や知人の前で恥をかかされたら、たまったものじゃない。 ただ、こちらも人間。向こうが頭を下げてきたらそのときには検討しようとは思っている。いまは孫には会わないつもりだ。
【私の気持ち】悩むなんてバカバカしい!義両親をフォローするのは夫の役目
数年前、私たち夫婦が結婚を決めたのは感染症の影響がまっただなかの時期でした。そのため一度は結婚式を延期したのですが、今回こそは延期をせずに結婚式を挙げようと思っていました。しかし、いくら伝えても義父は「今回も延期しろ」としか言わず、義父ともめたまま結婚式当日を迎えることに。私は義父と揉めた大部分の原因は義父にあると思っています。しかし私ももう少し義父の意見に寄り添ったり、言い方を変えたりできる部分があったことは確か。二度と義両親に関わりたくないと思う反面、娘のナナが生まれた今、このままでいいのかと悩んでしまいます。
「あなたは“ケジメ”っていうけれど、ケジメの付け方なんてひとそれぞれ。必ずしも謝罪がケジメなわけではないのよ。申し訳ないなとは思っても謝れない人もいるしね」母の言葉に私はうなずきました。
「……うん……お義父さんのことはわかった。そうしてみるよ。でもそれまで、お義母さんやお義祖母さんともこのままでいいのかな? いや、正直私はいいのだけれど、世間的にというか……」義両親と疎遠になっている、というのはあまりよくないことのような気がしました。
「でも、ナナからおじいちゃんおばあちゃんを取り上げることにならないかな?」私がもっと上手に立ち回れていれば、ナナにとってはいい存在かもしれない。ふと、そんな気持ちも抱きました。そこへ私の父が心強い言葉をくれました。
私は義両親に会わないとしても、少なくともナナだけは義両親に会わせた方がいいと思っていました。 夫もそう望んでいるはずだし、義両親や義祖母もナナに会いたいだろうと思いこんでいたのです。 しかし「あのときはすまなかった」と私に謝ってまでナナに会いたいとは思っていないのかもしれません。そう考えたら、悩んでいる私がバカらしくなったのです。ナナに会いたかったら、何かしらのリアクションをしてくるでしょう。夫も、どうしてもナナに会わせたかったら、何かしら行動をするでしょう。どちらもないのだから、私が考えることでもないのだなと、今は思っています。