「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に!日本三大銘醸地の1つ東広島市西条ではきねん会が開かれた
「伝統的酒造り」が12月5日、ユネスコの無形文化遺産に登録された。対象になるのは、こうじ菌を用い、日本各地の気候風土に合わせ、経験に基づき築き上げてきた伝統的な酒造り技術(日本酒、焼酎、泡盛など)。
登録されたことを祝い東広島市観光協会は12月9日、東広島市役所できねんの会を開き、酒蔵関係者や高垣広徳市長、広島国税局の郷敦局長、市民など約80人が参加した。
高垣市長は「西条は日本三大銘醸地であり、また今年2月に西条酒蔵群が史跡にも指定された。今回の無形文化遺産登録は更に酒処東広島を世界に発信していく上で大変心強い」とあいさつ。
参加者は10階レストランから見えるライトアップされた酒蔵煙突をバックに、各蔵の日本酒と肴を味わいながら、遺産登録を喜びあった。
酒蔵通りのガイドを始めたマディナベイティア ヨネさんは「ユネスコ登録はすごいこと。観光客に日本酒の魅力を伝えていきたい」とうれしそうに話していた。
西条酒造協会の島治正会長は「無形文化遺産登録を契機に日本の文化としてお酒を楽しんでいただけるよう更に尽力していきたい」とあいさつした。
ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産は、音楽、まつりなど形を伴わない「生きた文化」を保護し、古くから伝わる描写、表現、知識及び技術などを継承していくことを目的としている。(𦚰)
プレスネット編集部