「さつまいも」をフライパンで焼くだけ!健康に役立つ簡単おやつ【便秘予防・腸内環境ケア】
秋から冬に旬を迎えるさつまいも。さつまいもは、便秘の予防や腸内環境の改善に役立つ食材なんだそう。今回は管理栄養士の関口絢子に、フライパンで作る「さっくり焼きいも」を教えていただきます。
教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
さつまいもを焼くだけで簡単おやつ
今回は、さつまいもの素朴でやさしい味わいのおやつをご紹介します。フライパンで焼くだけで、サクサク・ホクホク食感がたまらない最高の芋レシピです。さつまいもと自宅にある材料だけですぐに作れます。
さつまいも
さつまいもは、以下のような微量栄養素を多く含みます。
・カリウム
・カルシウム
・ビタミンC
・β-カロテン
・ビタミンB群
栄養バランスのよさから、準完全食品と呼ばれます。食物繊維が豊富に含まれているので、カロリーの割に低GI食品です。便秘の予防や腸内環境の改善に役立ちます。
さつまいもの皮には、アントシアニン、クロロゲン酸といった抗酸化物質や、ヤラピンという緩下作用物質、食物繊維を豊富に含みますので、皮ごと使うのがおすすめです。
また、切ったさつまいもを水にさらすと栄養素が流出するので、そのまま使ってください。
「さっくり焼きいも」の作り方
材料
・さつまいも……1本(250g)
・砂糖……小さじ2
・米粉(かたくり粉・小麦粉で代用可)……大さじ1.5
・米油……適量
・塩……少々
米粉を使うとしあがりがサクッとした食感になり、小麦粉を使うと柔らかい食感になります。好みのモノを使ってください。
作り方
1.さつまいもは皮ごと使うので丁寧に洗います。さつまいもにラップを軽く巻きつけて、600Wの電子レンジで2分ほど(500Wの場合は2分20秒)加熱します。さつまいもの大きさに合わせて、加熱時間を調節してください。
※さつまいもは電子レンジであらかじめ加熱しておくと、火の通りがよくなるのでおすすめです。さつまいもをあまり柔らかくなるまで加熱すると形が崩れてしまうので、固めでOKです。
2.さつまいもはラップを外して、1.5cm程度の厚さにカットします。さつまいもの大きさに合わせて、ひと口大にカットします。
※電子レンジからさつまいもを取り出す際は熱いのでタオルを使うなどして、ヤケドに注意をしながら取り出してください。
3.ボウルに2のさつまいも、砂糖を入れます。混ぜ合わせて、さつまいも全体に砂糖をからめます。さつまいもに砂糖がしっかりとなじむまで混ぜ合わせます。
※さつまいもが温かい状態なので砂糖が自然に溶け、膜のようになります。
4.3のボウルに米粉を加えます。さつまいも全体に粉がまとうように混ぜ合わせていきます。
※米粉の量は、さつまいもの量を見ながら調整してください。粉が足りないとサクサクとした食感が出ません。しっかりと均等に粉がまぶされるように混ぜてください。
5.フライパン全体に油をひいて中火で加熱します。しっかり油が熱くなったらさつまいもを並べます。火加減が強いと焦げてしまうので、少し焼き目がついてきたら火加減を弱火にします。
※フライパンがしっかりと温まった状態でさつまいもを入れないと、衣がはがれやすくなります。
6.さつまいもをひっくり返します、火加減は弱火のまま、ゆっくりと火を通していきます。たまにさつまいもの向きを変えながら、均等に焼き目をつけてください。
※焼く作業は、じっくり焼いていただいた方がおいしくしあがります。
7.さつまいもに菜箸などを刺して、火の通りを確認します。さつまいもに火が通ったら、火を止めます。キッチンペーパーにさつまいもをのせて、余分な油を切ります。しあげに塩を振り、皿に盛りつけて、できあがりです。
いかがでしたか? そのままでもおいしいですが、シナモンパウダーやはちみつ、メープルシロップをかける食べ方もおすすめです。アイスクリームを添えるとリッチなデザートにもなります。ぜひ、好みの食べ方を試してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。
ayako/ライター