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おしゃれな仏間を取り入れたい|仏間を配置するポイントを解説

リブタイムズ

おしゃれな仏間を取り入れたい|仏間を配置するポイントを解説

これから家を建てようと考えている方の中には、仏壇があるためおしゃれな仏間を取り入れようと検討している方もいるでしょう。しかし仏間についてくわしく知らなかったり、勘違いしたりしている方も少なくありません。この記事では仏間とはどのような部屋なのかや、おしゃれな仏間にする間取りやポイントなどについて解説します。

そもそも仏間とは

リフォームや家を建てる際、仏間を取り入れたいと考えている方もいるでしょう。仏間とは、どのような部屋を指すのか、解説していきます。

【仏間】と【床の間】の違いとは

仏間と混同しがちなのが、床の間というスペースです。仏間と床の間は、同じと考えている方もいますが、実際には異なります。
仏間とは、仏壇を置く部屋全体の空間のことを指します。一方床の間は、掛け軸や和の装飾品を置く小上がりになった部屋の一部のスペースをいいます。

上記のように、仏間と床の間は用途や示す空間が違います。
「仏間」という部屋に「床の間」を設けるのが一般的です。

仏間に適した部屋とは

仏間を取り入れる際は、ほかの部屋とは異なる視点で間取りを考える必要があります。

たとえばリビングは陽の光が当たる位置に設けると、日中は電気をつけなくても明るく過ごせて人気ですが、仏間は直射日光が当たる多湿の部屋は避けたほうがよいでしょう。直射日光や湿気は、仏壇を劣化させる原因になります。

ほかにも、宗派によって適した仏壇の設置向きがあるため、事前に調べておくと後々「失敗した」と後悔せずに済みます。
仏壇を設置する場所のサイズも要注意です。幅や高さ、奥行きを適当に考えていると、設置場所に仏壇が入らないという結果になりかねません。

仏壇はさまざまなサイズが販売されているため、設置する仏壇のサイズをしっかりと測り設置したい空間に収まるようにすることが大切です。
仏間には、お参りをするお客様が訪れる機会もあるでしょう。奥の部屋に仏間を配置すると廊下を通った際に普段生活している姿が見えてしまう可能性もあります。
玄関の横に仏間を設ければ、生活空間を見られることなくスムーズに部屋に通せます。

仏間に配置する仏壇の種類

仏壇は、それぞれのメーカーから種類豊富に販売されています。豪華で場所を多く必要とするタイプだけでなく、棚や卓上の上に置けるコンパクトなサイズも人気です。

おしゃれな仏間を取り入れる間取りのポイント

家を建てる際に重要になるのが、間取りです。収納や部屋はどのくらい必要か、動線はどうするかなど、考えることがたくさんあります。仏間を設ける場合にも、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあるので、以下で見ていきましょう。

仏壇を配置する方向に配慮する

仏壇を置くのに適した方向は、宗派によって異なります。気にせずに仏間の間取りを決めると、くわしい人から「仏壇の方向が悪い」と指摘されるかもしれません。
部屋が完成してから仏壇の置き場所を変更することになると、仏壇が出っ張りうまく収まらない、扉に干渉する、などの問題が起きる可能性もあります。
仏壇を置く方向を考慮したい場合は、間取りを決める段階でくわしい人などに相談するとよいでしょう。

お参りしやすい間取りを考える

仏間は、お参りのために訪問者が多く訪れる部屋になります。そのため、廊下を通った奥の部屋や上層階の部屋に設けると、部屋だけでなく廊下やほかの部屋も片づける必要があり大変です。玄関に近い部屋を仏間にすることで、家主の負担が少なく訪問者も気軽にお参りができるでしょう。
間取りが決められているマンションや分譲住宅に仏間を設けたいと考えている場合も、内装デザインよりもお参りしやすい間取りを重視して選ぶのがおすすめです。

仏壇の大きさを考える

新築でこれから間取りを考える場合、仏壇がすでにあるのであれば高さ・奥行・幅を測り、無理なく置けるスペースを設けましょう。

仏壇をこれから購入する予定なら、仏壇を下見しておくのがおすすめです。仏壇を決めずに仏間のレイアウトを先に決める理想の仏壇に巡り合ってもスペースに収まらずに購入を諦めなければならないこともあります。

逆に大きく置き場所をとってしまい無駄な空間ができることも。仏間と仏壇を同時期に手に入れる場合は、仏間の間取りを細かく決める前に仏壇をあらかじめ下見しておきましょう。

仏間の上の階も考慮する

マンションや平屋では問題ありませんが、2階建て以上の戸建ての場合は仏間を設ける位置だけでなく、仏間の上の空間にも気を使いたいものです。

仏間は、ご先祖様が眠る仏壇を置く部屋です。家族がドタバタ歩き回る廊下や子ども部屋などを仏間の上に設置すると、ご先祖様に失礼になるため避けるのがベターです。これから間取りを考える場合は、仏間の上の階に何を設けるかを考えるとより住みやすいマイホームが実現するでしょう。

仏間をおしゃれにするポイント

仏間を間取りに取り入れたい方の中には、おしゃれな空間にしたいと考えている人も少なくないでしょう。仏間と聞くと古風なイメージが強いですが、ポイントを押さえればスタイリッシュな仏間つくりも可能です。以下にいくつかの方法を解説します。

仏壇のデザイン

仏壇は、昔ながらのデザインのほかナチュラルやモダン、スタイリッシュなど、さまざまな種類が販売されています。仏間を理想の空間に近づけるためには仏壇のデザインにこだわることが大切です。

畳の種類

仏間は、一般的に和室に設けられます。和室に欠かせない畳は、伝統的な縁ありタイプのほか、近代的な縁なしタイプからも選べます。カラーも選べるので、仏壇やインテリアに合わせて適した物を選ぶと一体感が生まれるでしょう。

照明

おしゃれな和室を細部までこだわりたい場合は、照明の種類にも注目するべきです。仏壇や畳を好みに合わせても、照明に関して手を抜いてしまうと違和感があります。おしゃれな仏間に適した照明を取り入れて部屋全体を素敵な空間に導きましょう。

照明の存在感を出さずに部屋を明るくする間接照明もおすすめです。

壁面の一部に組み込む方法も

家を立てる際に、仏壇を置く予定がなく仏間を設けなかった方もいるでしょう。仏間がない状態で仏壇をそのまま置くとインテリアから浮いてしまうこともあります。

壁面収納の一部に仏壇を置く場所を作れば、仏壇だけが出っ張らず部屋に馴染みやすくなります。

仏間を設けるなら正しい知識を深めよう

日本の住宅には、仏間を設けるのが一般的でした。しかし、時代や生活様式が変化した現在は仏間を設けない場合も少なくありません。仏壇はご先祖 様が眠る場所であり、お参りのためたびたび来客がある空間でもあります。

おしゃれ仏間を取り入れた間取りを検討している方は、デザイン性のほか、居心地の良さ、利便性などさまざまな方向からアイデアを出してよりよい空間を実現しましょう。

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