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【富士・jincafè】築100年のぜいたく空間で堪能! 絶品スパイスカレーと至福のコーヒー

テレしずWasabee

テレしずWasabee わさびー

静岡・富士市のJR吉原駅前に2024年4月にオープンした「jincafè(ジンカフェ)」は、リノベーションした約100年前の日本家屋と立派な日本庭園が目を引くカフェです。オープン当初はホームページすらなかったものの、瞬く間に話題になりました。

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築約100年の古民家で空間を楽しむ  

jincafé(富士市)

JR吉原駅北口から歩いて3分の場所に、jincafèはあります。

古民家と蔵との間には、白い砂利が敷き詰められた庭園が広がり、晴れた日には富士山を望むことができます。

四季折々の自然を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。

カフェを運営するのは、富士市で工場の管理機器の製造や制御システムを設計している堀内電機製作所。

取り壊しが決まっていたこの建物を見た杉田光徳社長が「こんなに立派で貴重な家は残していかなければならない」と、可能な限り原型を保ちながらリノベーションしました。

店内では、すりガラス越しのやわらかな陽の光や、長い年月を経た梁や柱が、落ち着いた雰囲気を演出しています。

何気なく置かれたトラベルバッグは、かつての住人の愛用品。

火鉢を活用したテーブルや、アンティークのミシンなど、歴史を感じさせる家具が並びます。

サイフォンコーヒーを注文

先に席を確保した後、店舗奥にあるレジで注文をします。

南側と西側の2カ所ある入口には白い石が置かれています。この石を使用する席に置くという、ユニークで趣のある席のリザーブシステムです。

レジに向かうと、サイフォンでコーヒーを入れる様子を見ることができます。

ゆっくりじっくり、丁寧に入れるサイフォンコーヒーは、奥深い豆の味を引き出します。

画像提供:jincafè

ホットコーヒーの豆は3種類とデカフェから選べ、Mサイズ(500円)はサイフォンボールで提供されます。

2種類から選べるアイスコーヒーは、どちらも1時間かけてじっくり抽出しているため、雑味が少なくすっきりとマイルドな味わいが特徴です。

ホットコーヒー Mサイズ(500円)

コーヒーと一緒に楽しめるのは、エシカルチーズケーキの専門店「seed」のスイーツ。

環境や社会、人々の健康に配慮したスイーツで、心も体も満たされます。

ショーケースに並ぶエシカルスイーツ

季節ごとのスパイスカレーと地元食材を楽しむ

jincafèのフードメニューは各種のスパイスカレーです。

おすすめは定番の、「バターチキンとキーマカレーのハーフ&ハーフ(1000円)」。

柔らかく煮込まれたチキンがしっかりと存在感を放つバターチキンカレー。スパイスの香りとうま味が溶け合い、一口食べるごとに体の中から温まるのを感じます。

バターチキンとキーマカレー ハーフ&ハーフ(1000円) 

キーマカレーは、じっくり炒めたタマネギの甘みが溶け込み、ほどよいスパイスの香りが広がります。辛さが苦手な人でも食べやすいカレーです。

jincafè スタッフ・戎谷茜さん:
定番のバターチキンカレーとキーマカレーに加え、季節に合わせたカレーも提供しています。お米や野菜は地元富士市産のものを使用するなど、地産地消を意識しています

左)西山志乃 店長 右)スタッフ 戎谷茜さん

ハーフ&ハーフは、お好みのカレーを2種類選べるのも嬉しいポイントです。

+300円でSサイズのコーヒーセット、+400円でMサイズのコーヒーかソフトドリンクのセットにできます。

画像提供:jincafè 

スタッフのおもてなし「仁」の精神

jincafèの魅力は、建物やこだわりのメニューだけにとどまりません。思いやりあふれるスタッフの対応が、このカフェをより特別な場所にしています。

画像提供:jincafè

jincafè・戎谷さん:
「思いやりのある丁寧な接客」は、jincafèの名前の由来である「仁」の精神に通じています

その象徴ともいえるのが、正面玄関に設けられた「取次ぎの間」。

右手に見える畳の部屋が「取次ぎの間」

かつての日本家屋にあったこの空間は、お客様を奥の部屋に通す前に、一度待ってもらう場所として使われていました。当時のまま形を残しており、お客様を丁寧に迎え入れようとする「おもてなしの心」が感じられます。

街に灯るあたたかな光

「この街に明かりを灯す」。そんな思いからjincafèは生まれました。

画像提供:jincafè

jincafè・戎谷さん:
お客様の五感に訴える洗練された空間であり、ここはいつ来てもエネルギーをもらえる場所だと思ってもらえたら嬉しいです

街が活気づくためには、そこで働く人たちがエネルギーに満ちていることが大切。その考えのもと、jincafèは「働く人を応援するお店」であることを目指しています。

店内の多くの席にコンセントやUSBポートを完備。

作業に集中できる1人用の席やフリーWi-Fiなど、快適に仕事ができる工夫や配慮も見られました。

蔵には、事前予約制で会議などに利用できる部屋もあります。

夕暮れの蔵

「働く人を応援する」姿勢は、お客様だけでなくスタッフに対しても同じです。

「働きたくても働けない人の力になりたい」その志のもと、さまざまなバックグラウンドを持つ人も積極的に採用。ウクライナからの避難民を継続的にスタッフとして迎え入れています。

蔵の内部 利用は6-8人がおすすめ

心を込めて入れたコーヒーと、思いやりあふれるおもてなし、そして「働く人を応援する」温かな姿勢。

jincafèは、この街に明かりを灯し続けていきます。

午後6時からはヒーリングライトが灯る

■店名 jincafè
■住所 静岡県富士市鈴川本町11−20
■営業日時  11:00~19:30(LO 19:00) 
■定休 金
■問合わせ 0545-67-8277
■駐車場 店舗前 7台 第2駐車場 6~7台

文/神野あゆみ 撮影/山口真未

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