【京都和菓子】よもぎ香る『草もち』は春旨し☆奈良との府県境・南山城の古刹休憩処「静」
おおきに~豆はなどす☆今回は京都府木津市にある古刹・岩船寺の参道にある甘味・休憩処。山里の茶店でいただく素朴な味わいの草もちは春こそ食べたい味覚。
古刹のある山里で春こそ食べたい素朴な美味しさ『草もち』
京都府と奈良県の府県境、南山城にある平安時代創建の真言律宗の古刹『岩船寺(がんせんじ)』。天平元年(729年)に聖武天皇が大和国鳴川(現・奈良市東鳴川町)の善根寺(ぜんこんじ)にいた行基に阿弥陀堂を建立させたのが始まりのお寺。そして仏像マニア爆誕のお寺でもあり(笑)
以前にも訪れたことのある古刹でしたが、今回はこのお寺のある当尾地区を散策しにやってきました。当尾地区には古い時代の石仏、摩崖仏が今も数多く残り、それらを巡るコースが存在し、実際巡ってきた帰り。
その岩船寺参道にある休憩処『静』。山里の茶店らしい店構えで、休憩がてらこちらでちょっとした甘味がある様子だったので立ち寄ってみることに。
その岩船寺参道にある休憩処『静』。山里の茶店らしい店構えで、休憩がてらこちらでちょっとした甘味がある様子だったので立ち寄ってみることに。
この時、お店の周りでは地元で採れた野菜や自家製の食品などを販売されていて、どれも産直らしい鮮度と安さ。
そして、店先でちょうど草もちを販売されていて、見るからに美味しそう!そして、あんこなしタイプの草もちやお店で焼いてくれる様子の草もち醤油きなこ味などもありました。草もち以外には、ちらしずしやうどん、ぜんざいなどもあり。
店内、というかテラス席というか、わりと開放的な場所に軒を設えたスペースに長机&長椅子があり、セルフ給茶器もあります。この日は肌寒くはあるものの、よく晴れた日でちょうどこんなスペースで飲食するのもいい様な雰囲気でした。
そして、こちらが草もち2個350円。温かいほうじ茶を添えて。
店内飲食であれば焼いてもらうことも可能みたいでしたが、売店で販売されていたものをそのまま食べることに。
ちょっとかわいいのが、椿の葉の上に鎮座する草もち(笑)
見るからに緑濃く、そして手づくり感あふれる素朴な見た目。
一口ガブリ、と。
お餅自体がモチモチで滑らか。さらに濃いよもぎ味。春の野草らしいほどよい苦味と青い風味。今更ながら、よもぎって菊菜っぽい味するなぁ~と思って調べたらキク科の植物みたいです。どおりでよく似た風味。さらに上品な甘さのつぶあんもふっくらと炊き上げられ、お餅とよく合います。春らしい味覚。
南山城のお寺めぐりや石仏めぐりの途中にちょっと立ち寄りたい甘味処。季節の野菜なども破格だったりするので、ぜひチェックしてみてください!ヨ~イヤサ~♪
詳細情報
店名:休憩処 静
場所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話:0774-76-3283
営業時間:8:00 ~ 17:00(土日祝日のみ)
定休日:月~金曜日