「含み損」が拡大してしまう?!株を決済していない(計算上の)損失 「含み損」が出た時の大切な対処法とは?【図解 株式投資の話】
ロスカットは大切だよ!【図解 株式投資の話】
含み損が出たらどうすればいい?
株を買えば必ず儲けられるというわけではありません。株価が思惑とは逆方向に動いて損失が発生することもあります。
株を決済していないときの(計算上の)損失は「含み損」といいます。
含み損が出ている状態で株を放置しておくと、その含み損が拡大してしまう恐れがあります。「まだ大丈夫」と思っているうちに含み損が大きくなってしまったということもよくあります。
ロスカットで損失を限定する
では、含み損が出たときはどのようにすればよいのでしょうか。
わずかな金額のときはそのままにしてもいいでしょう。しかし、金額がある程度の大きさになったら「ロスカット」をしましょう。
ロスカットとは、含み損が出た株を売って、損失を確定させることです。「損切り」ともいいます。
ロスカットをすることで、損失を限定することができます。
ロスカットの目安は、投資・トレードのスタイルや資金量などによって異なるので、一概にいえません。スイングトレード(2日から2週間の短期売買)や中長期の投資であれば、売買代金の5~10%の含み損が出たらロスカットしましょう。たとえば、100万円分の株を買ったとしたら、含み損が5~10万円になったらロスカットするわけです。もちろん、この金額より小さくてもかまいません。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』