ジュビロ磐田、アウェーで強敵・大宮と対戦へ 生き残りを懸けた一戦を前にハッチンソン監督がコメント
J2で6位のジュビロ磐田は5月31日、アウェーで2位のRB大宮アルディージャと対戦します。勝ち点差は5。生き残りを懸けた一戦を前に、ジョン・ハッチンソン監督に話を聞きました。
ジョン・ハッチンソン監督
-ルヴァン杯を含め、タフな試合が続きます。
選手にとっては試合がある方がいいと思っていますし、また試合がある方が我々のフットボールをさらに発展させるチャンスにも繋がるのでいいと思っています。ただ課題としてはパフォーマンスの一貫性のところで、良くなって、良くない試合があってというような形なので。もちろん徳島ヴォルティスさんが手ごわかったというのもあるんですが、パフォーマンスの一貫性がなかなか出せないというところがありました。
カップ戦もJ2も天皇杯もあって試合が増えていくところを楽しみにしています。
-ルヴァン杯のガンバ大阪戦では、J2で戦うことで逆にプレーの強度などが上がっているなと感じました。
様々なスタイルがありますが、特に最近はJ2において、ファウルが増えてきたなと思っていて、この前の徳島戦は19、その前も似たような数字というところで。逆にガンバ戦はリズム良くそれがいけたところで、やりたいことができたのかなと思うんですが、徳島が手ごわかったし、徳島がこの試合を難しくしたというのはあるんですが、そういった小さいファウルでテンポに乗り切れないというところで相手の罠にはまっていくので、しっかりテンポを上げていくところと、パフォーマンスの一貫性というところだと思っています。
-とはいえ、厳しいアウェーの試合で勝ち点1を取ってきました。これをつなぐために大宮戦での勝ち点3獲得が必要です。
やっぱり継続性、一貫性のところだと思います。これまでJ2の試合でもやれていたことが(徳島戦は)あまりできなかった。もちろん徳島はかなり手ごわかったですけど、勝てる相手だと思っていたので。もちろん毎試合毎試合、勝ちを目指して試合をやっています。こちらに傾かない、流れが向かないときもある。毎試合勝つのは無理だと思うんですけども、それでも勝ちにいっています。ただ、タフな試合、タフなチームだとしても、もっと良くできたんじゃないかなと思っています。
ただ選手は本当によくやってくれて、ハードワークして守備のところも頑張って。取り組む姿勢の部分では全く疑う余地はないんですが、パフォーマンスの一貫性はもっと良くしていかなければいけないなと思います。
-ガンバ大阪戦で120分戦った選手たちがベンチに揃い、カードを切るのも難しかったと思います。
確かにタフだったと思いますが、これは多分フィジカルだけじゃなくて、感情の面でも疲労があったと思っています。もちろんあの勝利はクラブにとっても選手にとってもいい瞬間だったと思うんですが、さらに徳島への移動も重なって、ガンバ戦に出た選手もいますが、クラブとして成し遂げたいことを達成したいのであれば、もっと良くならないといけない。選手も疲労がある中でも、もっと良くならないといけないと思っています。例えばベンチから出た佐藤凌我は120分出た後で(徳島戦は)疲労は見えた。それでもやるべきことはしっかりやってくれたと思っています。
-ガンバ戦に続き、徳島戦も途中で3バックに変更しました。
まず一つは風のところですね。相手は前向きで、フリーな状態から裏を狙ってくることが分かっていたので、より中央の守備を手厚くしていきたいというところがありましたし、あとは違う絵を作りたかったというか、もちろん悪くなかったんですが、形を変えることで相手に対して違う問題を突きつけたかったというのがあります。
-大宮の印象は。
非常にいいチームですし、調子も良く、難しいチームだと思っています。彼らは、選手全員が信じるスタイルで戦っていると思いますし、横浜FCで一緒に仕事した選手も何人か知っているので、本当にいいチームだなと思っています。チャレンジングな試合にはなると思いますが、J2で結果を残すためには避けて通れない、必ず勝たなければいけない試合だと思っています。引き分けでは十分ではないので、しっかりと我々が目標を達成できるメンバーを選んで送り出したいと思っています。