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思いがけない生理のときに…無料ナプキン提供サービスの広がりが大学にも

Sitakke

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いざというとき、公共施設などで生理用品を無料で使えるサービスが北海道内でも広がっています。

思いがけないタイミングできたり、思ったより量が多くなってしまったり…コントロールできない生理のピンチ。

当別町の北海道医療大学で8月に導入されたのが、生理用ナプキンを無料で受け取れるサービス「toreluna」です。

スマートフォンに専用のアプリをダウンロードすれば誰でも利用できます。

アプリ上の取り出すボタンを押してカメラを起動させ、右下にあるQRコードを読み込むと、1秒ほどで1枚ナプキンが出てきます。

出てきたナプキンは、ふつうのサイズの羽つきのもの。

校内に15台設置されていて、ナプキンの費用は機器に表示される広告の収益で賄われています。

学生は「たまたまナプキンを持っていなかったり、持っていた分が足りなくなったことがあった。便利で助かる」と歓迎の声も。

「JRとか駅で手元に取れる場所にあるといい」と話す人もいました。

サービスの導入をすすめた北海道医療大学人事課の畑野成美さん。

導入に向けた話し合いの中で感じたのは男性の生理に対する理解のなさでした。

「『みんな(ナプキンは)持ち歩いているもの』でしょとか『(生理は)そんなに急にくるものなの』という質問や意見がよくあったという印象」

サービスを提供する会社「ネクイノ」の平本千登里さんは、みんながより安心して仕事や勉強に取り組める環境を整えるためにも女性の視点が大切だと言います。

「導入の決裁権を持つのは男性で、女性に関する問題は認識されていない場合もある。トイレットペーパーが普通にトイレで受け取ることができるように、ナプキンが普通にトイレにあれば、悩みが解消できる世の中につながると考えている」

生理用ナプキンの無料サービスは徐々に広がりを見せています。

「トレルナ」とは別のサービスになりますが、札幌市白石区の商業施設「ラソラ札幌」では2022年2月に20台を設置。

新千歳空港では、7月に国内線などにある女性用トイレに19台が設置されています。

生理の心配が軽減されて、仕事や勉強に集中できる環境を整えるためにも、こうした取り組みが広がってほしいですね。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月25日)の情報に基づきます。

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