夏のお出かけにぴったり!北海道の中心で叫ぶ?最新の公園は年代別に遊具が50種!【渕上パパが行く、公園ブラボー#17】
5歳と1歳の2児の息子の父であるHBCアナウンサー・渕上紘行が、北海道内の公園や遊び場を巡る連載「公園ブラボー!」。
子育て世代におすすめの遊び場情報を、自称“公園ハンター”がご紹介します。
子育てに奮闘中の私が出会う、思わず「ブラボー!」と叫びたくなる遊び場を、独自の目線で、厳選してご紹介していきます。
まさに公園を“ハント”していく気分でお読みくださいね!
今回訪れたのは「なんぷアドベンチャーパーク」(南富良野町)
札幌から車で2時間半ほど、北海道のほぼ中央に位置する南富良野町。十勝岳連峰や日高山脈など四方を山に囲まれ、かなやま湖や空知川の源流も流れる、緑豊かな自然が楽しめるマチです。
ラベンダー畑や、高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地も、観光客に人気のスポットです。
そんな南富良野町の寄り道スポット「道の駅 南ふらの」に、新しい公園が誕生しました!
その名も『なんぷアドベンチャーパーク』。
“なんぷ”は南富良野の略称です。町内初という大きな遊具のある公園、さっそく覗いてみましょう。レッツブラボー!
ブラボーポイント① 絶景の中にそびえ立つお城!
4月に誕生した『なんぷアドベンチャーパーク』。遊具は約50種類!
幅広い世代に遊んでもらえるよう、3歳~6歳向けの幼児用と、6歳~12歳向けの児童用があります。
児童用の遊具でひときわ存在感を放つのが、公園のシンボルともなっている“巨大コンビネーション遊具”。
高さは10メートルで、大小6基のすべり台が組み合わされています。
まるで南富良野に出現した“お城”のよう!
メインは全長約20メートルの“ローラー式すべり台”。緩やかなカーブを描く設計のおかげで、スピードが出過ぎず、心地よく降りることができます。
とにかく大人気で、順番を待つ子どもたちの列ができていました。ブラボー!
こちらは巨大コンビネーション遊具を、裏側から見た写真。
壁にしがみつきながら移動して遊ぶ“クライミング系遊具”や、棒・チェーン・ロープを掴みながら不安定な足場を進む遊具など、さまざまなものがあります。
端から一つずつクリアしていくと、メインの巨大滑り台へ繋がっていく設計になっていて、腕力のついてきた子どもにおすすめ。
遊具を攻略する感覚で進めば、2028年ロサンゼルスオリンピックで正式種目に採用される、障害物レース「SASUKE」に挑戦している気分になるかも⁉
ブラボーポイント② 思わず絶叫、大人向けの健康志向遊具!
公園を利用するのは子どもだけではありません。
保護者も、ただ子どもを見守るだけではなく、一緒に楽しみたいですよね。
そんな思いを叶える大人向けの遊具を発見!
なんと、足の裏を刺激しながら歩行する遊具、つまり“足つぼマッサージ”ができる巨大健康器具です。
入浴施設などではたまに目にしますが、公園の中でこれだけ大きな規模の足つぼ歩行ができる遊具は、初めて見ました!
6種類の突起物のパネルがルート上に敷き詰められ、靴を脱いでその上を歩きます。
44歳の私も挑戦してみましたが…。
これは大変!一歩踏み出すたびに強烈な刺激が!
特に細かい突起物が集まったパネルの上では、立っているだけでも精一杯!
二男を抱っこして10キロ分の体重が加わっていたこともあり、足の裏が大変なことに!
人目を気にすることなく…むしろそんな余裕はなく、思わず「ぎゃー!」と声が出て、途中でリタイアしました…。
クリアできる人はスゴいと思いますよ、本当に。
説明が書かれた看板もありますので、痛かった部分を照らし合わせてみてください。
私は全体的に痛すぎで、どこが弱っているのかよく分かりませんでした(笑)
ブラボーポイント③ 足元もベンチも思いやり設計!
「子どもから大人まで、幅広い世代の利用者に楽しんでほしい」という公園の思いは遊具以外からも感じられました。
公園内には、背丈の低いベンチと高いベンチの2種類が並んで設置されています。
一般的な公園にあるベンチは低いほうなので、「なぜ高いベンチを設置しているのか」と役場に聞いてみると、「高齢者の腰に少しでも負担がかからないようにするため」ということがわかりました。
確かに、腰を極端に曲げる必要がなく、座るというより、もたれるような感覚でした。
足は地面につくので、座ったり立ったりがスムーズにできる気がしました。
公園の地面にも注目です!
足元が白い砂で覆われていて、まるで公園全体が砂場の中にあるような感覚。
役場によると、柔らかくてクッション性のある足元を目指したとのことで、とても歩きやすかったです。
砂の白さが公園の明るい印象にもひと役買っています。
私が訪ねた日はちょうど風が強い日でしたが、風で砂が舞ようなことはありませんでした。
ついつい砂遊びがしたくなるかもしれませんが、あまり掘らないでくださいね。
利用者をとことん思いやる設計に脱帽です。ブラボー!
その他の遊具たちをご紹介!
垂れ下がったロープにしがみついて滑走する「レールウェイ」。
平坦な場所に設置されていますが、カーブで子どもが振り子のようになり、遠心力が働くことで、スタート地点までひとりで戻ってくることができるという、すぐれものの遊具です。
ロープにつかまりながら風を切って進めば、あなたも“ターザン”⁉
「あーああー!」ではなく「ブーラボー!」と思わず叫んじゃうかも。
そしてこちらは幼児用のコンビネーション遊具。お花をイメージしたデザインです。
斜面の突起物に足をかけて上り下りできる扇形の遊具は、小さいお子さんの好奇心を誘います。
黄色いすべり台の奥に見える階段は、幅が広く、段差も小さくなっていて、子どもがひとりで安全に上りやすい設計です。
つり橋型遊具。中央のステップ部分は車いすでも通行できる設計になっています。
これは、札幌にある「農試公園」の回でもご紹介した、近年注目される、誰もが楽しめる“インクルーシブ(=すべてを包み込む)遊具”で、利用者への思いやりを感じます。
▼【最新】年齢・ハンデ関係なし!あらゆる子どもの「遊びたい!」を叶える公園が誕生|「農試公園」(札幌市・西区)
公園あそびの合間に、グルメや買い物も楽しめる!
公園のオープンで全面リニューアルを遂げた「道の駅 南ふらの」ですが、先行して2022年には複合商業施設がオープンしていました。
アウトドアブランド『モンベル』の道内最大級の店舗や、地元食材を使ったレストランやフードコートもあります。
公園遊びの休憩にもピッタリですね。
これから迎えるラベンダーの見頃には、大勢の観光客で賑わう南富良野。
これまで、札幌・旭川・帯広方面に向かう中継地点として、今まで通過することが多かった人も、公園の誕生をきっかけにぜひここを、次の「目的地」にしてみてください!
公園ハンター・渕上”のブラボーチェック(最大5つ星)
こどもあそび度 ★★★★☆
パパママ充実度 ★★★★★
おすすめ年齢 3歳ぐらい~
・住所 〒079-2403 北海道空知郡南富良野町字幾寅687番地1(国道38号沿い)
・電話 0167-52-2115(南富良野町 企画課 まちづくりプロジェクト推進室)
・無料駐車場 普通車 14台(隣接する道の駅にも多数あり)
RVパーク(車中泊対応型駐車場) 44台
・ドッグランあり
・簡易テントを広げられる芝生広場あり
・モンベルの店舗内に、クライミング体験可能な約8mの壁あり(有料)
・各施設の営業時間等は南富良野町のHPに掲載
【参考】
南富良野町 公式HP
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文|HBCアナウンサー 渕上紘行(ふちかみひろゆき)
テレビ「ブラボーファイターズ」「今日ドキッ!」やラジオ「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」「鶴岡慎也の焚き火トーーク」など北海道日本ハムファイターズに関する番組を中心に、野球・サッカー・スキージャンプ・バスケ・高校ラグビー・ゴルフとHBCのスポーツ中継全般に携わる。入社21年目、神戸市出身。Instagramも更新中!