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平塚駅周辺地区将来構想 3月末までに最終案策定

タウンニュース

湘南スターモールの将来像=市都市整備課提供

平塚市は中心市街地の概ね20年後の将来像を描く「平塚駅周辺地区将来構想」の素案をこのほど作成し、昨年12月に市民に対するパブリックコメント(意見公募)を実施した。それらの意見を取り入れ、今年3月末までに最終案が策定される予定。平塚駅周辺の未来のビジョンがいよいよ形となる。

平塚駅周辺地区では、近年の大型商業施設の出店や消費者のライフスタイルの変化などで商圏が縮小し、商店街から賑わいが失われつつある。そのような状況を打破するため、地元経済界では2022年、市に先駆けて平塚商工会議所が旗振り役となり「平塚駅周辺再開発構想会議」を設立。駅前の地権者や商業施設、開発事業者などと意見交換を重ね、再開発の機運醸成を図ってきた。

「みんなのリビングに」

素案のまちづくりのコンセプトは「平塚駅周辺地区をみんなのリビングに」。同地区を家のリビングに見立て、商業や交通の利便性だけでなく、学びや子育ての場として過ごせるまちづくりを目指していくとし、「地域資源・商店街の特色を活かしたまちの魅力づくり」「多様な活動を支える機能誘導と配置」「市街地の更新」など7つの方針を定めた。

またその方針をもとに、紅谷パールロードや見附台周辺など主要な商店街やエリアごとに将来像のイメージを具体化。湘南スターモールでは、商店街としてのにぎわいが感じられ、歩行者が回遊できる空間や機能、七夕まつりなどの湘南スターモールらしい景観づくりを目指している。

市は将来構想を実現するため、一昨年7月に敷地共同化を推進する支援制度の運用を開始。駅周辺の狭小な土地の開発を促進するほか、開発に関する補助金の新設・拡充なども予定している。

昨年12月まで実施したパブリックコメントは、寄せられた意見の内容ごとに市の考え方を整理し、後日公表するとしている。

湘南スターモール商店街振興組合の理事長で平塚商工会議所の会頭を務める常盤卓嗣氏は、「平塚市が駅前の開発に目を向けてくれたことは歓迎したい。マンション建設で駅周辺の人口が増えている。鉄道の駅が1つしかない街。価値をもっと認めてもらえれば」と話した。

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