神戸のナチュラルチーズ専門店『フロマジュリー ミュウ』で見つける“自分好みのチーズ” 神戸市
突然ですが、実は筆者の大好物がチーズなんです。そこでチーズに関連する素敵なお店がないかなと思って調べていたところ、神戸にナチュラルチーズの専門店があると知り気になって行ってみることにしました。
訪れたのは『Fromagerie Miu(フロマジュリーミュウ)』(神戸市中央区)というお店で、三宮の各路線から海側に徒歩約10分の京町筋沿いにあります。
今年で16年目を迎えたという『Fromagerie Miu』。フランス・イタリア・スペイン・スイス・イギリス・オランダなどヨーロッパのナチュラルチーズを常時約100種類ほど取り扱っており、筆者は思わず“チーズの博物館!?”とびっくりしました。
「チーズプロフェッショナル」の資格とワインのソムリエやエキスパートの資格を持つスタッフがお客さんの好みに合わせてオススメのチーズを提案してくれるんです。
神戸は紅茶文化をはじめ姉妹都市は珈琲で有名なブラジル・リオデジャネイロ市、さらには灘五郷など日本酒の歴史もある土地柄。そのため、ワインに限らずお好みのドリンクと相性の良いチーズを探しに訪れるお客さんが多いんだそう。
お店で扱っているのは全てナチュラルチーズ。乳を固めて自然に発酵熟成させているので、チーズの中に生産地の乳酸菌がそのまま生きているんですよ。まさに、各国の風土が息づいているチーズなんです。熟成度合いによって味の変化が楽しめるのが魅力です。
特にワイン好きの方に人気のチーズはフランス・ブルゴーニュ地方の「エポワス」や「エジー センドレ」。熟成の旨味が濃厚で“トロッと雲丹っぽい”とも表現されるほど贅沢な味わいです。
春から夏にかけての今が旬のヤギのチーズが、フランス・ロワール地方の「ヴァランセ」や「シャヴィニョール」。春先に出産をしたヤギミルクで作られていて、牧草の香りも楽しめるフレッシュな白ワインに合うチーズです。筆者にとっては“チーズに旬があるんだ”と新たな発見でした。
ブルーチーズも、作り方や産地など様々な基準によって名前が異なります。筆者はゴルゴンゾーラしか知らなかったので、“ブルーチーズにこんなに種類があったのか!”と驚きの連続。会社帰りにブルーチーズを何種類か買って帰るお客さんもいるほど、実はファンが多いんです。
フランスで2,000年前から作られているという歴史の一番古いブルーチーズがこちらの「ロックフォール」。このチーズは、フランス南部の村「ロックフォール・シュル・スールゾン」の天然の洞窟で熟成されたものだけが「ロックフォール」と名乗れるとのこと。またカルル社のロックフォールは、青カビ菌を育てるためのパンも手作りされているとのことで、なんて貴重なチーズなんでしょう。
店内にはチーズの塩味を引き立てる甘味のあるドライフルーツやクラッカー、ハチミツなども取り揃えています。
チーズに合うヨーロッパのワインも赤と白を十数種類ずつ販売しており、プレゼントにも人気があるそうですよ。
専門店で見つけた自分好みのナチュラルチーズとドリンクのペアリングを味わうひとときは、1日の中でも特別な時間になりそうですね。
場所
フロマジュリーミュウ
(神戸市中央区京町76-2 明海三宮第2ビル1階)
営業時間
●火曜日〜土曜日
11:00〜19:00
●日曜日
11:00〜18:00
定休日
月曜日