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箱根登山線に「赤い1000形車両」が帰って来る! 小田原~箱根湯本で11/27(木)から運転!観光客に優しく小田原乗り換えがスムーズに

鉄道チャンネル

かつて運転されていた赤い1000形車両
デザイン(イメージ)

小田急電鉄は2025年11月27日(木)から、箱根登山線 小田原駅~箱根湯本駅間で「赤い1000形車両」を運行します。小田急の通勤車両1000形を、箱根湯本駅よりも先を走る箱根登山電車3000形(アレグラ号)と同じ「バーミリオンはこね」カラーに変更するものです。同社は2009年~2022年にも赤い1000形車両を運行していましたが、こちらは2022年に運用を終了していました。

今回の赤い1000形車両の復活は、アレグラ号と同じ赤色に統一することで、世界的な観光地・箱根への旅情を一層高めるとともに、初めて訪れる利用者やインバウンド観光客にも分かりやすいよう視認性を向上させ、小田原駅での乗り換えをスムーズにするのが目的と見られます。
なお、本格的な運行開始は11月27日(木)からですが、整備・点検などの都合により、前日の11月26日(水)に小田急線内(小田原駅~箱根湯本駅間以外)でフライング走行する可能性もあるとしています。

なぜ赤くするの? 理由は「旅情」と「優しさ」でした

現在、小田原駅~箱根湯本駅間は、小田急の1000形と特急ロマンスカーで運行されています。 今回、1000形車両を赤くカラーリングするのには、大きく分けて2つの理由があります。

旅情をアゲる「バーミリオンはこね」

一つ目の理由は、箱根旅の「旅情」を一層盛り上げるため。箱根湯本駅より先の山岳区間を走る箱根登山電車3000形(アレグラ号)と同じ車体カラー「バーミリオンはこね」に統一することで、小田原からの移動時間も箱根気分を高めてもらおうという狙いです。

今回イメージする箱根登山電車 3000形(アレグラ号)

もう迷わせない!「とりあえず赤いの乗っとけ」作戦

二つ目の理由は、利用者への「優しさ」です。小田原駅では多くの利用者が箱根方面の電車に乗り換えます。通常カラーの通勤車両とは異なる「赤い車両」にすれば、視認性は大幅に向上。これにより、インバウンド旅行者や初めて箱根を訪れる人でも「アレに乗れば箱根湯本に行けるんだな!」と一目で分かりやすくなり、迷わずスムーズに乗り換えられるようになります。

ただ赤いだけじゃない!車内は「走るフォトギャラリー」

今回の変更は、外観のカラーリングだけにとどまりません。車内でも利用者の旅への期待感を高める仕掛けが用意されています。

箱根ナビPresents「あかいでんしゃフォトギャラリー」

車内では、窓の上のスペースを活用して「あかいでんしゃフォトギャラリー」を展開します。これは、観光情報サイト「箱根ナビ」のInstagramで発信された四季折々の箱根の風景写真をポスターとして再編集し、展示するものです。移動時間を利用して、これから訪れる箱根の魅力に触れ、旅の期待感を高める狙いがあります。

あかいでんしゃフォトギャラリー(イメージ)

便利な情報ステッカーも掲出

車内のドアガラスには、「箱根フリーパス」「箱根ナビ」「箱根キャリーサービス」「ODAKYU HAKONE FREE Wi-Fi」といった、箱根の旅に便利なサービスを告知するステッカーが掲出されます。

いずれは全て赤に染まる!コンプリートは2026年春

まずは2025年11月27日(木)に、「赤い1000形車両」1編成(1066×4)が運行を開始します。その後、さらに3編成(1063×4、1064×4、1065×4)のカラーリングが順次変更され、2026年3月上旬までには、同区間を走るすべての列車が「赤い1000形車両」となる予定です。

「赤い1000形車両」概要

運行開始は2025年11月27日(木)です。(整備・点検などのため11月26日(水)に小田急線内で運行する可能性もあります。)
運行区間は箱根登山線 小田原駅~箱根湯本駅間となります。
形式は小田急1000形 1編成(1066×4)から開始し、2026年3月上旬までに順次、1063×4、1064×4、1065×4の3編成も変更される予定です。

2022年運用終了の「赤い電車」が復活することで、初めて箱根を訪れる旅行者でも「あの赤い電車に乗れば箱根湯本に行ける」と一目でわかるようになることが期待されます。小田急電鉄は、この「赤い1000形車両」の運行をはじめ、利用者の観光体験をより満足できるものにするため、今後も移動の利便性も含めた魅力向上に積極的に取り組むとしています。

(画像:小田急電鉄)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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