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海老名市国分北 大西兄弟アジア大会へ それぞれ国内大会4位

タウンニュース

壁に挑む大西蛍雪さん(左)JUSCA Official月華さん(右)JMSCA/Ryo Kubota

海老名市国分北の大西蛍雪(けいせつ)さん(日本大学1年)と大西月華(つきか)さん(海老名高校2年)が、11月14日から17日にインドで開催されるスポーツクライミングのユースアジア選手権大会に出場する。小学生の頃から兄弟で切磋琢磨し、国内大会で好成績を収め、世代トップクラスのアスリートとして活躍している。

兄の蛍雪さんは高さ4〜5mの壁を命綱なしで登るボルダーと、高さ15mほどを命綱つきで登るリードに出場。アジア選手権は2度目で、前回(中国・重慶)はリード4位・ボルダーとリードの複合で4位に入った。

自宅には様々な木が植えられており、小さい頃から木に登り、サクランボを食べるのが好きだった。クライミングを始めたのは小学生の頃、父・龍彦さんにジムに誘われたのがきっかけ。

ジム内の大会に出るようになり、高校で全国6位に入賞し、今年の日本ユースは4位と健闘した。リードは持久力が問われ、終盤は腕がパンパンになり握力がきかなくなるほど。現在は各地の壁を巡って数多く登り、体力を強化している。

月華さんは兄の影響で小学生からクライミングを始め、登りきる達成感に惹き込まれた。中学生で全国大会へ出場し、昨年からは早さを競うスピードに転向。「やればやるほどタイムに出る、成長が分かりやすい」種目で、今年のジャパンカップ(日本選手権)では4位となり、12月のインターハイにも出る予定だ。自己ベストは5秒81。俊発力で一気に駆け登る姿はまるで天に引かれているよう。秦野市の山岳スポーツセンターで練習し、つかむホールドの数を減らしてタイムを削ろうと試みている。

2人の背中を見て頭角を現しているのが、三男の楓虹(ふうこう)さん(今泉中2年)だ。2人の兄からアドバイスを受けながら練習を重ね、今年春の県大会ではリードで3位となり、関東小中学生選抜選手権大会(11月16日・茨城県)出場を決めた。「表彰台には絶対に乗り、1位を目指して頑張る」と話している。

大西楓虹さん神奈川県山岳連盟提供

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