名古屋港ボートアジング釣行でメバルにシーバスを手中【愛知・アールホリック】アジはどこに?
今年は遅れている伊勢湾奥周辺でも、アジの釣果がそろそろ聞こえ始めてきそうだったので、名古屋港でボートアジングといえばアールホリックさん、ということで様子を見に行ってきました。水温の上昇とともに回遊が始まっているのでは?という期待もあり、今後の釣行計画の参考になればと思います。
名古屋港でボートアジング釣行
ここ数年は陸からの話になりますが、3月中ごろからアジが釣れ始めるイメージがありました。しかし、今年はなかなかその姿が見えず、アジは無理でもメバルなら釣れるはずと思い、名古屋港からボートアジング(もはやメバリングか?)に出かけてみました。
使用タックル
ロッド:fpr46
リール:ヴァンキッシュ1000
ライン:エステル0.3号
ジグヘッド:BKヘッド(0.8g)
ワーム:オクトパス・あまも
実釣開始
まずはアジ狙いでスタートしました。水深は10m前後で、基本的にはフラットなボトム。ただ、ところどころに小さなブレイクがあり、潮もそれなりに効いていました。
流れがまったくないよりは断然良い状況でしたが、どうやら事前情報どおりアジの気配は薄い模様。そこでターゲットをメバルに切り替え、ウィードが点在するエリアへと移動しました。
良型メバルをキャッチ
0.8gのジグヘッドで、上流からウィード付近を流してみたところ、やや流されすぎる感じがありました。そこで1gに変更したところ、流れ方がちょうど良くなり、落ち着いたと感じたタイミングでヒット!なかなか良いサイズのメバルでした。
その後もメバルが時おり釣れ、途中でシーバスも交えながら、なかなか楽しい釣行となり、納竿となりました。
名古屋港にアジ不在?
今年は、まだ名古屋港にアジがまったく入ってきておらず、ここ数年の好調がまるで嘘だったかのように、数年前の静かな名古屋港に戻ったような印象を受けました。
とはいえ、メバルは相変わらず楽しめますし、キジハタの調子も上がってきているようで、なんだかんだで坊主は回避できています。
(今回はキジハタに耐えられる竿を持っていかなかったので、狙っていません)
アジを釣るには遠征が必要?
名古屋近郊に住んでいると、「今日はめちゃくちゃ釣れた!」という状況には、なかなか出会えません。最低でも知多方面や三重北部まで足を運ばないと、釣果はあまり期待できず、しかも良い釣り場に入るのも簡単ではありません。さらに、釣り禁止の場所も年々増えてきているのが現状です。
とくに「数もサイズも狙いたい」となると、どうしても三重県南部や北陸方面など、遠征せざるを得なくなります。しかし、それには時間も交通費もかかってしまい、釣果を求めれば求めるほど、手軽さからは遠ざかってしまうというジレンマがあります。
ボートアジングの利点
正直なところ、最初はボートでのアジングには少し抵抗がありました。理由としては、バチコンやARリグといった釣法は、普段のアジングとはタックルが異なる上に、仕掛けを作るのが多少なりとも面倒に感じていたからです。(ちなみにアールホリックさんでは、普段どおりのアジング、ジグ単メインで楽しめます)
陸と違って場所は自由でも、帰りたいときにすぐ帰れないといった制約はありますが、一度体験してみると、そのアクセスの良さに驚かされ、翌日の体調がまるで違います。
費用面でも遠征とそれほど変わらず、ポイントの取り合いもなく、横から無理に詰めてくるような人もいません。そういったストレスフリーな釣りは、“釣り本来の楽しさ”を思い出させてくれます。
ボートアジングを楽しむ
そもそも10年ほど前までは、名古屋港にアジなんていないと思っていました。それが今では、ボートならこれだけ数もサイズも出るのかと驚かされるばかりです。
私が情報に疎いだけかもしれませんが、名港でボートアジングをメインにしている(厳冬期にアジがいない時期を除く)遊漁船は、名古屋港近郊ではアールホリックさんしか知りません。
気になる方は、一度乗ってみることをおすすめします。船長さんの熱意は装備にも表れており、近年のバストーナメントで必須となっている“あの装備”も搭載されています(笑)。
<刀根秀行/TSURINEWSライター>