雪国に彩を!花をテーマとした企画展「花にまつわる物語」 小林古径記念美術館で来年3月9日まで開催中
銀世界になる冬に花をテーマにした色とりどりの作品を楽しむ企画展「花にまつわる物語」が、このほど高田城址公園の小林古径記念美術館で始まりました。
企画展は花をテーマにした絵、工芸品、つぼなど、初公開の10点を含む70点が3つの章に分けて展示されています。第1章「多様な花の表現」では日本画、洋画、版画の表現や書き方の違いを楽しみます。
これは上越市出身の画家、仲田大二の作品です。目の不自由な女旅芸人の瞽女と道端に咲く花が描かれています。
第2章「文様化された草花たち」では、花の絵が描かれたつぼや皿などの工芸品が並んでいます。
これはフランスのガラス作家、エミール・ガレのコップとカラフセットです。
第3章「花にまつわる物語」では日本や中国の故事や説話などが題材になっています。
これは上越市出身の日本画家、小林古径の作品「羅浮仙」です。中国の故事に登場するウメの精が描かれています。
このほか「古径が描いた花」の作品23点も展示されています。
訪れた人
「花や鳥を見ると癒される。大きな屛風のような作品もあるデッサンやガラス作品もあり見ごたえがある」
小林古径記念美術館 伊藤舞実さん
「季節が冬になって世界が白くなってくるので美術館で色とりどりの花を楽しんでほしい。作品を見ながら描かれている花にどのような物語があるかを想像してほしい。花の物語にどっぷり浸ってほしい」
企画展「花にまつわる物語」は来年3月9日まで開かれています。期間中には、作品鑑賞会や中学生以上を対象にしたハーバリウムづくりが行なわれます。
詳しくは小林古径記念美術館のホームページ、または電話でお問い合わせてください。
■問い合せ:小林古径記念美術館 025-523-8680