【鎌倉 ショップレポ】マドレーヌ-御成通りにあるレースのアップサイクルショップ
ずっと気になっていたお店
鎌倉駅西口を出て、賑わいの御成通りを3分ほど歩いたところに、小さな温もりを感じるお店があります。
外観もとってもおしゃれで気になっていたお店「マドレーヌ」。
レースがとっても素敵で気になっていました。
早速入ってみます。
店内もとっても素敵でびっくりしました。
まるで絵本の世界に入ったようです。
商品に名前をつける
マドレーヌの商品には、驚くことにそれぞれ人の名前のような名前がついています。
例えば、店頭に並んでいたトートバッグの「コフレ」。
フランス語で“宝箱”を意味するこの名前は、役目を終えたレースのカーテンを生まれ変わらせたものだそう。
透け感のある繊細なレースが風に揺れる様子は、どこか異国の物語のワンシーンのようで、普段使いはもちろん、特別なお出かけの相棒にもぴったりです。
もうひとつ目を引いたのが「キャサリンマーケット」という名の大きめのジュートバッグ。
麻の質感が心地よく、繊細ながらも存在感。
名前の響きからか、ちょっと外国のマーケットに出かけたくなる気分にさせてくれます。
着物とも相性が良いそうで、着物と合わせる用で購入する人も多いそうですよ。
小物にも心遣いが溢れています。「マリー」と名付けられたポーチは、小ぶりながらも収納力があり、バッグの中をすっきり整えてくれそう。旅先でのお供にもぴったりです。
これらの名前はすべて店長さんがつけているそうで、物をただの「商品」としてではなく、大切な子供を送り出すような愛情を感じました。
海外の工房から届く手仕事
商品は遠くイスタンブールにある工房で、現地の職人さんたちの手によって一つひとつ丁寧に作られています。
中でも目を引いたのは、色とりどりの「オヤ」のネックレス。
オヤとはトルコの伝統的なレース編みで、糸と針だけで繊細なモチーフを編み上げる職人技。
小さな花や葉が連なったオヤは、首元を華やかに彩りながらも決して派手すぎず、どんな服装にも自然と馴染みそうですね。
リサイクルではなく「アップサイクル」
マドレーヌは“リサイクル”とは少し違います。
廃棄されてしまう素材を、ただ元に戻すのではなく、新たな魅力を与えて再生する“アップサイクル”。
だからこそ、店内の商品はどれも素材そのものの風合いやストーリーが活かされていて、ひとつとして同じものはありません。
ふと見渡すと、店内の壁には優しいタッチの絵がたくさん飾られていました。
これもすべてスタッフさんが描いているそうで、お店に入った瞬間から「手仕事のあたたかさ」がじんわり伝わってきます。
心がじんわりする場所
マドレーヌはただの雑貨店ではありません。
素材を活かす知恵、手仕事の温もり、そしてモノに込められた物語が、訪れる人の心をふっと和ませてくれます。
SDGsという言葉が当たり前になりつつある今、こうして目に見える形で「ものを大切にする」ことを感じられる場所は、とても貴重だと思いました。
大切に作られたもの、大切に選ばれた名前、そして心を込めて絵を描くスタッフさんたち。
ひとつひとつが重なって、マドレーヌというお店を作り上げているんですね。
ぜひまた行きたいお店
御成通りの小さなアップサイクルショップ、マドレーヌ。
立ち寄ったその日から、どこか気持ちがふわりと優しくなる不思議な場所でした。
大切に作られたバッグを手に取ると、自分の暮らしも少しだけ豊かに、そして丁寧になるような気がします。
今度はどんな名前のアイテムに出会えるんだろう。
そんなワクワクをくれるマドレーヌに、是非行ってみてください。
マドレーヌ
営業時間
11:00〜16:00
定休日
なし
支払い方法
現金、カード、電子マネー、QR決済
アクセス
〒248-0012
神奈川県鎌倉市御成町5−37
鎌倉駅西口 御成通り徒歩3分
駐車場:なし