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【西陣】伝統と革新が織りなす味わい『鶴屋吉信』直営『tubara cafe』の 和洋折衷スイーツ「生つばら」

デジスタイル京都

写真左から「柚子」、「ラムレーズン」

老舗和菓子店『鶴屋吉信』が手掛ける『tubara cafe(ツバラカフェ)』では、看板菓子をモチーフにした、ちょっと特別な和洋折衷スイーツを味わえます。なかでも注目したいのが「生つばら」。定番の「つばらつばら」と同じ生地を使いながら、マスカルポーネと白あんを使うことで、出来立て生地とマッチした軽やかな風合いに仕上がっています。

1803年創業の老舗京菓匠『鶴屋吉信』

地下鉄烏丸線「今出川駅」から、西へ歩いて10分ほど。堀川今出川の交差点の北西角にあるのが『鶴屋吉信 本店』です。西陣の風情あるランドマークのような数寄屋建築の落ち着いた建物が、京都の「老舗らしさ」を象徴する風景として自然と馴染んでいます。

1868年、三代目によって創案された餅菓子「柚餅(ゆうもち)」や、渦を巻く水の文様が特徴的な「京観世(きょうかんぜ)」のように、100年以上愛されているロングセラー銘菓から、人気キャラクターとのコラボ商品など、新旧織りなすラインナップ。

写真左から「柚餅」、「京観世」

1996年に誕生した人気商品の一つ「つばらつばら」は、小麦粉ともち粉を合わせた、しっとり、もっちりとした独特の弾力ある生地に、北海道・十勝産の小豆を挟んでいます。粒あん独特の、小豆の粒や皮の食感がアクセントになっています。

「つばらつばら」

2019年には和菓子をもっと楽しめるように、と本店の隣に『tubara cafe』をオープンしました。

四季折々の景色を眺めながらのティータイムを

堀川通と今出川通の交差点の北西角にある入り口が『tubara cafe』です。緑あふれるアプローチを進むと、平屋のような建物が迎えてくれます。

麻に「tu.」のロゴが染め抜かれた暖簾をくぐり、大きなガラス戸を開けると、北欧テイストの明るい店内が広がります。

大きな窓から差し込む自然光が、空間をやさしく照らし出していました。どの席からも庭の景色を眺めることができますが、右手の席は、窓からの景色を独占するような造りとなっています。

それぞれの椅子も異なるため、気に入った椅子を見つけて、自分だけの特等席にするのも楽しみ方の一つです。

定期的にイベントを開催していて、カフェ+αの魅力も味わえます。

イベント「10人の人気作家のHappy カップ&ソーサ展」(5月15日~6月15日)

和と洋の良いとこ取り!「つばらつばら」が「生つばら」に変身

『鶴屋吉信』の人気商品「つばらつばら」を、コーヒーや紅茶にも合う手軽なお菓子に変身させたのが「生つばら」です。

ぽってりかわいい「生つばら」の中には、マスカルポーネチーズと白あんをブレンドした「マスカルポーネあん」を挟んでいます。たっぷりマスカルポーネあんが詰まっていますが、見た目以上の軽さ。

あんこ特有のザラザラ感が、マスカルポーネを加えることでマイルドになるため、あんこが苦手な方にもおすすめです。

写真左から「柚子」、「ラムレーズン」

粒あんと生地の両方の水分量が馴染んで一体となった、焼き菓子「つばらつばら」。対して「生つばら」は出来立てのふわっと、もちっとした生地に、注文をしてからマスカルポーネあんを挟んで提供します。そのため、同じ生地を使用しているとは思えないほど食感の違いに驚かされます。

写真左から「つばらつばら」、「生つばら」

「生つばら」は定番の「プレーンバニラ」、「抹茶」、「ラムレーズン」、『鶴屋吉信』の「柚餅」と同じ材料を使用している「柚子」の4種類。さらに、季節・期間限定の「白味噌」や「桜」、「あんちょこ」、「ピスタチオ」などがあり、定番に加え常時5種類の味を堪能できます。

写真手前から「オレンジ」、「ピスタチオ」、「柚子」、「抹茶」、「ラムレーズン」
※時期によりフレーバーは変わります

メニューは「生つばら」が味わえる「生つばら2個とお飲み物」(1,430円)と、今の時期は暑い季節にぴったりの「かき氷とほうじ茶のセット」(1,485円)が用意されていて、かき氷も自家製のいちご、レモン、コーヒーなどフレーバーが変わります。

写真提供:tubara cafe「生つばら2個とお飲み物」

すぐ隣の大通りの喧騒を忘れさせてくれるほど静かで落ち着く空間で味わう一皿は、とても贅沢に感じられます。

写真提供:tubara cafe「つばらカフェかき氷(いちご)」

「生つばら」は1個378円~テイクアウトすることも可能です。「柚子」はあっさり爽やかで、梅雨時期に特に食べたい。「ラムレーズン」はコアなファンがいるほどの人気だとか。

伝統と革新が調和する『tubara cafe』で出会える「生つばら」。200年以上にわたり、伝統の中で磨かれてきた老舗の味わいとともに、新しいおいしさを探しに足を運んでみませんか。

■スポット情報
店舗名:tubara cafe(ツバラカフェ)
住所:京都市上京区西船橋町340-5
電話番号:075-411-0118
営業時間:テイクアウト11:00~17:30/カフェ11:30~17:30 (L.O. 17 : 00)
定休日:火曜、水曜日(祝日の場合は営業)

交通:地下鉄「今出川」より西へ徒歩約10分、市バス「堀川今出川」より西北角

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