住吉神社で初の龍神祭 火づくり祭や奉納演奏も
南区井土ヶ谷にある住吉神社の境内社「秋葉神社」で10月19日、龍神祭が初めて執り行われた。
「神楽殿での奉納演奏などコロナ禍前から構想はあった」という雨宮知詩宮司。秋葉神社の御祭神が龍神で、折しも今年が龍年ということで開催が決まった。さらに、氏子総代の吉田千里さんや村本吉男さん、仲間の三枝洋さんのアイデアで、火伏の神としても知られる龍にちなみ「火づくり祭」(ふいご祭=鍛冶職の人が火伏せの神に感謝を捧げる祭)も行うことに。この日のために3人が中心となって、押しても引いても送風できる四弁式の「手押しふいご」を設計・制作した。
当日は秋葉神社に集まった氏子らの前で式典を実施した。続く火づくり祭では、火打石でお祓いをした後、着火。約800℃まで温度を上げ、鉄を鍛えて船釘を作った。
また多くの人が見物する中、地元の人々が奉納演奏を披露したほか、最後は江戸龍踊り会の「龍踊り(じゃおどり)」で締めくくった。