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藤沢市消防団 大規模災害特化の団員新設 地域消防力強化、第2の機能別

タウンニュース

実災害想定訓練で放水する消防団員ら(市消防局提供)

藤沢市消防局は1日、大規模災害発生時に特化し活動する機能別消防団員を新設した。全国的に消防団員の不足が課題となっている中、活動を限定し負担感を減らすことで団員数の増強や地域の消防力を上げることを目指す。今回は10人が任命される予定だ。

消防団は地域住民などが非常勤特別職の地方公務員として、火災では初期消火にあたり、台風では地域を回って避難を呼び掛けるなど、市民に密着した消防・防災活動を行う。全国的に団員不足が課題で、藤沢市でも1日現在、定員504人に対して機能別団員を含めても447人となっている。

藤沢市では打開策の一つとして、2023年12月に機能別消防団員制度を導入。災害時の活動のほか、平時では各種訓練や研修、会議、資機材の定期点検などをする従来の基本団員とは別に、市消防音楽隊と共に防災や消防団の広報活動に特化した機能別団員として音楽団員を任命している。

今回はその第2弾で、大規模災害時の活動を中心とした団員となる。

大規模災害団員は、原則、大規模災害と認定された時に出動し、団指揮本部や基本団員を支援する。平時は基本団員に比べ、訓練や設備点検といった活動は少なく、消防団の広報活動が主で、防災指導も想定されている。処遇では、基本団員の基本給となる年額報酬はないものの、訓練などを含めて活動ごとの出動報酬が支給される。「機能を限定することで入団しやすくなるのでは」と担当する市消防局警防課は期待感を示した。

募集は随時。対象は18歳以上の市内在住、在勤者。消防団長が承認すれば近隣市在住者も可。

問い合わせは同課【電話】0466・50・3577。

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