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「防火標語」を9月20日まで募集 意識向上に向け65歳以上の山口県民から

サンデー山口

 防火意識の普及啓発を図るため山口県などは、豊富な人生経験と知識を持つ65歳以上の県内在住者から、防火標語を募集している(山口県、山口県消防協会、山口県消防クラブ連合会主催)。

 

 全国の火災による死者数は毎年1500人前後で推移しており、うち約1000人が住宅火災によるものだ。そして、その約7割を65歳以上の高齢者が占めている。そこで、高齢者における火災予防意識を高めようと毎年実施されているもの。

 

 「作品課題」は、①住宅防火(特に住宅用火災警報器)に関するもの②放火火災の防止に関するもの③防炎エプロン(炎に触れても火がつきにくく、燃え広がらない素材を使用したエプロン)の普及に関するもの④その他火災予防に関すること(山火事予防に関するものは除く)の4種類。

 

 応募は、作品(標語)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を明記して、管轄の消防本部に郵送、または最寄りの消防署(所)に持参する。山口市民の郵送先は、山口市消防本部予防課予防担当(〒753-0089 山口市亀山町2-1、TEL083-932-2605)で、締め切り(当日消印有効)は2024年9月20日(金)。

 

 「火災は、ちょっとした不注意や油断から発生する。市民一人一人の防火意識が向上すれば、火災は減らすことも防ぐこともできる。その第一歩として、作品を応募してほしい」と、同消防本部は応募を呼びかけている。

 

 寄せられた作品は、管轄の各消防本部で1次審査が行われ、優秀と認められた作品が山口県での2次審査に進む。そして、最優秀賞1点、優秀賞2点、優良4点が2025年2月に決定。最優秀作品は、2025年度の山口県火災予防ポスターに使用される。

 

 山口市における2023年度の火災発生件数は64件で、記録をとり始めた1952年以来最多だった前年より22件減少した。死亡者もおらず、負傷者は8人。そのうち5人が65歳以上だった。

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