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井岡一翔の標的・エストラーダがまさかのKO陥落、スーパーフライ級は波乱含みの展開

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ロドリゲスに敗れたエストラーダ,Ⓒゲッティイメージズ

ジェシー・ロドリゲスが20連勝でWBC新王者

プロボクシングのWBAスーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)が対戦を熱望していたWBC同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(34=メキシコ)が衝撃のKO負けを喫した。

6月29日(日本時間30日)に米テキサス州フェニックスで行われた防衛戦で、元IBF・WBOフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(24=アメリカ)に2度ダウンを奪われて7回KO負け。1年半ぶりのリングで王座から陥落した。

試合は立ち上がりからサウスポーの挑戦者が積極的に前に出る展開。4回に左ストレートを浴びて最初のダウンを喫した王者は、6回に右ストレートでダウンを奪い返したが、7回に左ボディーアッパーを受けて倒れると起き上がれなかった。

新王者ロドリゲスは井岡とも戦った元WBAスーパーフライ級王者ジョシュア・フランコの弟。かつて保持していたベルトを取り戻し、レコードをデビュー以来無傷の20連勝(13KO)に伸ばした。

44勝(28KO)4敗となったエストラーダはロドリゲスとの再戦希望を口にしているが流動的。スーパーフライ級の世界戦線から一歩後退となった。

井岡は7日にフェルナンド・マルティネスと統一戦

気になるのは井岡の今後だ。7日に東京・両国国技館でIBF王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)と統一戦を予定しており、勝てば念願だったエストラーダとの3団体統一戦に進むことが期待されていた。

もちろん、マルティネスに勝たないと先の話はできないとはいえ、井岡にとっては無冠のエストラーダと戦うメリットは少なく、ターゲットを変更してロドリゲス戦に向かうだろう。ロドリゲスも井岡vsマルティネスの勝者と戦う意向を示している。

ここに来て一気に動き出しそうなスーパーフライ級戦線。WBO王者・田中恒成(29=畑中)も井岡へのリベンジマッチを希望しており、一気に4団体統一に向けて進む可能性もある。まずは井岡vsマルティネスに注目だ。

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記事:SPAIA編集部

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