<トンデモ保護者がブチ壊し>授業参観の撮影はOK?NG?スマホひとつで大人の良識が試される
ママスタコミュニティでは「保護者同士のおしゃべりがうるさい」と話題にのぼることも多い、授業参観。学校で過ごすわが子が見られるチャンスを棒に振るだけでなく、授業の妨害にもなる迷惑な行為です。 さらにおしゃべりと合わせて目に付く行為が、わが子の撮影です。ただ、撮影についてはそれぞれの学校によって事情が違うようです。
学校によって異なる撮影事情。行事ごとの対応も
トピックをあげたママのお子さんが通う小学校では、授業参観の撮影はOK。投稿者さんは「そういうもの」と思っていたようですが、禁止されている学校があることを知ったようです。
『「SNSには載せないでください」という注意はあったけど、うちの学校はOK。先生も「撮影したものをパパにも見てもらおう!」という感じだったよ。撮影がダメな学校もあるのかな?』
参観に来られなかった家族にも、わが子の授業風景を見てもらえる。これは撮影OKの場合の大きなメリットです。遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんとも共有すれば、さぞかし喜んでくれるでしょう。 一方でプライバシー保護の観点からすれば、不安は残ります。SNS掲載がNGになっているのは、撮影したものはあくまで家庭内で楽しんでくださいという意味でしょう。
『うちは禁止。入学式後に教室に移動したときもダメで、注意があった』
『学校による。転校前の学校は撮影OKだったけど、今の学校はNG』
それぞれの学校で方針は違うようです。ただ、普段の授業参観はNGでも行事によってはOKとなる学校もあるとか。
『通常は撮影NG。小学4年生でそれぞれの生い立ち発表のようなことをやったときは、わが子の撮影のみOKだった』
10歳になる小学4年生で学校が開催する“1/2成人式”のようなものでしょうか。幼い頃を振り返り親に感謝を伝えるような内容が多いので、記録として残したいと考える保護者は多そうです。学校側の特別な配慮と考えられますね。 他にも「卒業式はOK」「運動会や学芸会はOK」といったコメントも寄せられました。節目になるような大きな行事は、許可されるケースがあるようです。
何の通達もない学校も。OKがなければ撮らないのが常識?
かつてのようにカメラを持ち込まなくても、スマホで簡単に撮影できてしまう今の時代。学校側も撮影の対応に頭を悩ませているのかもしれません。
『うちも撮影は他の保護者や児童の邪魔にならないようになど、常識の範囲内でOK。でも各種SNSや動画サイト、ネットなどにあげるのは禁止。すべて禁止のところは好き勝手する親が多かったのだろうね』
「常識の範囲内」というところがミソです。例えば静かに授業をしているなかで、ひとりの保護者がせわしなく移動しながらその様子を撮影していたら? 子どもたちの気が散るでしょうし、授業妨害にもなり得ます。これは明らかな”常識外”。撮影NGになっていない学校では、これまでそうしたトラブルが起きていないのかもしれません。
『NGじゃないけど、授業中に撮る人はほとんどいないよ。子どもたちが歌う企画のときはみんな撮っていたけど』
学校からの通達がない場合もあるようですが、そもそも撮影をしない保護者が大多数のようです。「禁止ではないけど、廊下の展示物しか撮影する人はいない」「禁止じゃないと思うけど、みんなが撮るのは発表のときだけ」といった声もありました。
『幼稚園はアリ、小学校はダメ。どちらも公式通達ではなく、みんな周りに合わせていた』
そうした雰囲気が何となくできあがっているのでしょう。周りがみんな撮影していたら「あ、うちも!」となるでしょうし、誰も撮影していなければ自分だけスマホを取り出す勇気はなさそうです。 「そもそもOKと言われたことがないので、撮ったことがない」という声もありました。SNSにあげた写真が引き起こすトラブルは、多くの保護者たちが知るところです。OKの通達がない=撮るべきではないと考えるのが妥当かもしれません。
“トンデモ保護者”がすべてをNGに?ルールは厳守!
通達を出していない学校は、おそらく過去にトラブルが起きたことがない。では通達を出している学校はというと、トラブルはないけれど万が一の場合の予防線を張っている。さらに過去にトラブルがあった、という可能性もあります。
『うちも禁止。貼り紙もしてある。以前にエセYouTuberみたいな親がいて、運動会の動画をモザイクなしでアップして大問題になったから』
トラブルが公になっても動画を削除しなかったそうで、騒動になったといいます。その結果、今ではスマホを取り出すだけで周囲の目が気になる雰囲気になったとか。他の保護者にしてみれば、とんだ災難です。
『わが子が小学生の頃。児童たちが静かに授業を受けているなか、自分の子に近づいて撮影し始めた母親がいた。びっくりしたよ』
SNSに限らず、撮影すること自体がトラブルになった報告もありました。わざわざわが子の近くに移動してシャッター音を鳴らすので、児童みんなの気が散っていたといいます。「自分勝手で恥ずかしい親」と腹が立ったというのも、納得です。当のお子さんは、どんな気持ちだったのでしょう。他のママたちが静かに見学しているなか、自分のママだけが派手な動きをしているのです。恥ずかしくてたまらないように思いますが……? 「授業撮影はNGのお知らせがあったのに、ひとりだけ撮っているママがいた。先生も注意できず、って感じ」というコメントもあったのですが、やはりルールを守らない保護者がひとりいると「撮影NG」の通達はどんどん強力なものになっていきそうです。今は許可されている入学式、卒業式など大きな行事まで撮影NGとなってしまうかもしれません。SNSなどネットにアップすることはもちろん、撮影はマナーを守って常識の範囲内で。お互いに自重し合っていきましょう。