和洋中、ライスバーガー、海鮮に牡蠣焼きまで!?「天神 うまか横丁」が楽しい!
西鉄福岡(天神)駅の「南出口」から徒歩2分という、アクセス抜群の場所に誕生した飲食ゾーン「天神 うまか横丁」。
便利さや楽しみ方は1回目の記事でお届けした通りですが、この記事では前回ご紹介しきれなかった各店舗の魅力を実食レポートしたいと思います。
和洋中の料理がズラリ!
「博多くいもんや 益正」
最初にやって来たのは、鮮魚・煮込み・中華・ワインに合うビストロ料理まで、和洋中の一品がズラリと揃う「博多くいもんや 益正」です。
こちらは福岡県内にカレー店、中華酒場、定食屋、カフェレストランも展開する益正グループの新店。「益正」といえば1993年に創業して以来人気を集めていた居酒屋で、かつて天神1丁目にあった「天神本店」によく通っていたというビジネスマンの方々も多いのでは? 2021年に一度惜しまれつつ閉店するも、この度新たな形で待望の復活オープンを果たしました。
「博多くいもんや 益正」の魅力は何といっても、そのメニューの豊富さ。「カリカリ鶏もも焼き」(490円)や「自家製ソースのおつまみパスタ」(790円〜)といったビストロ料理から、「四川麻婆豆腐」(780円)などの本格的な中華まで、あれこれ目移りしてしまいます。海鮮、もつ鍋などの福岡名物も揃い、福岡で食べたいものの一つ「博多ゴマサバ」(990円・写真)も新鮮そのもの!
「名物 肉豆腐」や「もつ煮」「牛すじ肉じゃが赤ワイン煮込み バゲット添え」(690円・写真)といった煮込み料理もありますよ。深みある赤ワインでじっくりと煮込まれた牛スジはトロトロ、ゴロッと大ぶりなジャガイモはホクホク! ワインもぐんぐん進みます。
唐揚げやアジフライといった定食もあり、イチオシはジュージューと音を立てながら登場する「びっくり辛味噌焼肉鉄板定食」(990円、写真は1.5倍1,350円)。熱々の焼肉は香ばしく、キャベツはシャキッ、特製の辛味噌が食欲をそそります。単品(790円)もあるので、ご飯だけでなく、お酒のお供にも最高ですね。「益正」では黒霧島・白岳・サントリー角瓶などのボトルキープ(2,800円〜・期限3ヶ月)もできるので、覚えておいて損はないですよ。
そしてもちろん「益正」の名物で、創業当時からの人気メニュー「元祖オムライスカレー」(690円)も健在です。玉子でふんわり包まれているのは、スパイスで味付けされたご飯。まろやかでコクのあるカレールーが絶妙に絡み合い、これはクセになる〜。いけないとは思いつつ、飲んだ後の締めにも無性に食べたくなる味わいです。
テイクアウトも人気!
パクッと満足「コメコメバーガー」
続いては「益正」のお隣にある「コメコメバーガー 天神うまか横丁店」へ。
こちらは益正グループが手がける福岡発のライスバーガーの専門店で、天神エリア初進出となります。コンセプトは「からだよろこぶ、ひとくち」。お米をはじめとした食材は九州産を中心に厳選しており、健康的なおいしさをワンハンドで楽しめるのが嬉しいですね。
精米したての九州産米を高火力で炊き上げ、成形し、急速冷凍しているというオリジナルのライスバンズは、ふっくらもっちり! お米には独自製法の野菜パウダーと雑穀を混ぜ合わせてあり、全部で3種類のバンズが揃います。黄色は「スーパー大麦・もち麦/カボチャ&ウコン」、緑色は「緑米入り/ほうれん草&お茶」、赤色は「国米・赤米入り/トマト&パプリカ」。それぞれのバンズと相性の良い具材を組み合わせているそうです。
いただいたのは、赤色のバンズを使った「佐賀牛入りロコモコえんむすびバーガー」(750円)。ジューシーなパティと2種類の自家製ソースがよく合い、食べ応えも満点です。
八女茶と具だくさん味噌汁が付いた「茶香セット」(+290円〜)も人気。写真は「鮭明太だし巻き えんむすびバーガー茶香セット」(880円)です。注文ごとに作る熱々プルプルのだし巻き玉子、特製の焼き鮭明太、間には刻んだ漬物も忍ばせてあり、これはうまい! ひと口でいろんな食感、味わいを楽しめるのでかなり満足感があります。
サイドメニューには「クリスピーチキン」(2P 270円)もおすすめ。衣はサクッと、中はしっとり柔らかく、特製スパイスの香味がクセになります。また、クリスピーチキンや旨塩鶏唐揚げなどを盛り合わせた、テイクアウト用の「チキンBOX」も用意されていました。お花見シーズンを迎えるこれからの季節にも重宝してくれそうですね。
博多天ぷら・“揚肴”が名物!
海鮮自慢の「えび蔵」
最後にやって来たのは、「天神イナチカ」にある鮮魚おでん炉端「ISOKAJI」の新業態「えび蔵(ぞう)」です。
「ISOKAJI」は、福岡を代表する海鮮居酒屋「磯貝」と、人気屋台から始まった「須崎屋台かじしか」のコラボレーション店。「磯貝」のご店主は長浜市場・姪浜市場のセリ権を持っており、ここ「えび蔵」でも選りすぐりの旬の魚介料理を楽しめます。
「えび蔵」の名物は、博多天ぷらと“揚肴(あげさかな)”。新鮮な食材をカラッと揚げた天ぷら、おつまみにもぴったりなフライ、天ぷら定食(1,380円〜)や天丼(800円〜)なども揃います。
この日いただのは「上穴子えび蔵定食」(2,280円・写真)。プリプリの海老、イカ、白身、豚肉、野菜3品に加え、対馬一本穴子もドーンと大ぶりです。衣はカラッと、身は臭みなくふっくらホクホクで、質の良さにも驚きました。
左下から時計回りに「オマール海老コロッケ」「赤えび塩ゆで」(各700円)、「天然大えび天」(1,200円)、「上穴子えび蔵盛り合わせ」(単品1,900円)
さらには「オマール海老コロッケ」や「赤えび塩ゆで」「天然大えび天」といった海老料理も揃っており、店名の通り“海老尽くし”を満喫! ちなみに、天ぷら盛り合わせは単品注文もできますよ。
さらに驚くことに、「牡蠣のガンガン焼き」(1kg 1,700円)なるメニューまでありました! 缶の中に牡蠣を入れ、コンロに火をかけて10〜15分ほどであっという間に蒸し焼き牡蠣が完成。蓋をして火にかけるので殻が弾けても危なくないし、身がふっくらと仕上がるのも良いですね。牡蠣は季節ごとに産地を厳選し、年中提供予定だそう。この日登場したのは兵庫県・室津産の牡蠣で、どれも身がプリッと詰まっていて絶品です。
牡蠣焼きといえば糸島が有名ですが、糸島まで行かずとも街中で牡蠣焼きを味わえるなんて! ちなみに「えび蔵」には、焼酎の飲み切りボトル(2,500円)や、森伊蔵(800円)、山崎ハイボール(1,000円、12年1,200円)といったプレミアムなお酒もお値ごろに用意されていましたよ。
3軒まわっただけでも、これだけ色々な料理が楽しめるとは「天神 うまか横丁」恐るべし。次回は「長浜ナンバーワン」と「満福れーめん」をレポート予定なので、どうぞお楽しみに!