【寒川 イベントレポ】さむかわダイヤモンド富士 - 神秘的な光景に歓声と拍手!さむかわ観光ガイドクラブによる解説イベント
3月中旬に、寒川町内に点在する29の富士山ビューポイントから夕暮れの「ダイヤモンド富士」を見ることができる「春分のさむかわダイヤモンド富士週間」。
2025年は、3月17~28日にあたるとのことで、3月23日にさむかわ中央公園にて「さむかわ観光ガイドクラブ」による「さむかわダイヤモンド富士」の解説が行われました。
▼さむかわ中央公園の紹介記事は、こちら▼
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画像出典:湘南人
ダイヤモンド富士とは
「ダイヤモンド富士」とは、富士山頂に太陽が昇る瞬間と夕日が沈む瞬間、ダイヤモンドのように輝く現象のこと。
見るだけでご利益があると言われており、中でも、相模國一之宮 寒川神社が鎮座する寒川町の「さむかわダイヤモンド富士」は、特別なのだそう。
日没の時間に合わせて開催された今回の解説には、毎年「さむかわダイヤモンド富士」を見ている地元の方はもちろん、初めてという方も。
子どもから年配の方まで幅広い層が、80名程が集まりました。
「二至二分の地」寒川
解説をしてくださったのは、「さむかわ観光ガイドクラブ」会長の金子さん。
金子さん:1925年にイギリスの考古学者が提唱した、ストーンヘンジなどの古代の遺跡が、一直線的に並んでいるという「レイライン」。
日本にも「レイライン」は存在すると考えられていて、今日みなさんに見ていただく「さむかわダイヤモンド富士」は「春分・秋分のレイライン」が関係している。これは、春分・秋分の日の「日の出」と「日の入」地点を結んだ線上に、千葉の玉前神社、寒川神社と富士山、七面山、竹生島、元伊勢、それから鳥取の大山、出雲大社が並んでいる。
また、寒川神社から見て、真西には富士山、夏至の日没の方角には大山、冬至の日没の方角には箱根神社がある。寒川町は、春分・秋分の日には「ダイヤモンド富士」、夏至は「ダイヤモンド大山」、冬至は「ダイヤモンド箱根」を見ることのできる、特別な「二至二分の地」。昔の人は、これを天然の暦にしていたのではないか。
画像出典:湘南人
寒川町では、縄文時代の遺跡が見付かっているとのことで、古の人々の暮らしを想像させるロマンのあるお話を聞くことができました。
見事なダイヤモンド富士が現れる
秋は空気が澄んで比較的クッキリとした「ダイヤモンド富士」が見えるそうですが、春は霞の中に浮かび上がる神秘的な姿なのだそう。
この日は、昼間からほとんど富士山が見えないような濃い霞がかった空模様。
夕日はしっかりとオレンジ色でしたが、富士山はほぼ肉眼では見えませんでした。
「今日はダメかも…」と残念そうに嘆く参加者も。
画像出典:湘南人
しかし、不思議なことに夕日が富士山に近付いてくると、徐々に淡くそのシルエットが浮かび上がってきました。夕日もオレンジ色から、濃さを増して赤色に近付いていくよう。
日食を見ているような、とても神秘的な時間が流れます。
画像出典:湘南人
そして、真っ赤になった夕日が山頂に輝くと、富士山のシルエットが彩度を増しハッキリと美しい「ダイヤモンド富士」が姿を現しました。
力強いパワーを放ちながらも、儚さも併せ持った幻想的な光景に、参加者からは歓声が。
画像出典:湘南人
あっという間に、真っ赤な夕日はとろけるように富士山の西側にこぼれ落ちていきました。
最後には、どこからともなく拍手が起きました。
日本人の心を揺さぶる光景
ほんの一瞬の光景でしたが、参加者のみなさんはスマホのカメラや一眼レフに、収めていました。
感動の余韻に浸りながら、あちらこちらから「本当に来てよかった」「また、見たい」という声が。
画像出典:湘南人
「さむかわダイヤモンド富士」日本人の心を揺さぶるような神秘的な光景で、心が浄化されパワーチャージができたような感覚になりました。
ぜひ、湘南エリア以外の方にも体感して欲しいと思います。
春分・秋分の「さむかわダイヤモンド富士」のカレンダーや関連企画情報は、寒川観光協会の公式サイト又はSNSをチェック!
「さむかわダイヤモンド富士」の秘密を解説
開催日時
2025年3月23日 17:20〜17:30
開催場所
さむかわ中央公園内築山
アクセス
JR相模線寒川町駅北口から徒歩約16分
〒253-0106 神奈川県高座郡寒川町宮山275
駐車場:有
参加費
無料
主催
一般社団法人寒川町観光協会