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「冬休み前」が重要。子どもの冬休みの宿題をスムーズに終わらせるコツ

saita

「冬休み前」が重要。子どもの冬休みの宿題をスムーズに終わらせるコツ

もうすぐ冬休み。冬休みって「あ〜ダラダラ過ごしたな〜」ってなりませんか? 年末年始にお出かけしたり、年明けはついつい何もせずにぼーっと過ごしたり。大人でも自分をキリッと律してやるべきことをやる! というのが難しいものです。大人だって難しいのだから、子どもだって同じ。こんな冬休みに宿題をしっかり終わらせるために、親はどんなサポートをすればいいのでしょうか? 今回、パパ友、ママ友やスクールの先生、子どもたちへのヒアリングに加え、本やネットなどで親がどうマネジメントすればいいかを調べました。 その中で、今年わが家で取り入れてみようと考えている方法をお伝えします。

「宿題日」を設定する

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宿題を早めに終わらせているご家庭で多かったのが「宿題日の設定」でした。
事前に「〇日、◯日、◯日」は徹底的に宿題をやる日! と決めて、その数日間で宿題を終わらせるようにします。

「毎日コツコツ」派のご家庭もありましたが、どうやら話を聞いている限りだと「毎日コツコツは続かない……」という結果になりがち。
毎日15分など時間を決めてやるのは習慣化できそうに思えますが、突発的な予定が入ったり、気分がのらなかったり、集中できなかったり、親が声がけするのを忘れてしまったりと意外と障壁が多いようです。

ところが、上手に宿題を終わらせているご家庭は、家族旅行やダラダラしたい日を除いた空いている日に「宿題日」を決めてやっているとのこと。
宿題の量にもよりますがおおよそ3日〜5日、宿題日を決めているそうです。

「宿題日」の時間割を組む

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これは、夏休みにわが家でも取り入れた手法ですが、「時間割」を子どもと一緒に考えます。
おおよそ30分〜45分を1コマとして、午前8時30分から、午後3時くらいまで。つまり普段の学校と同じようなリズムになるようにします。

1コマの時間の決め方は、学校と同じように45分で組んでる家庭もあれば、ポモドーロ・テクニックを取り入れて25分区切りにしている家庭もありました。(※ポモドーロ・テクニックとは、25分集中して5分休む、のサイクルを繰り返す仕事&勉強術)

また、面白かったのがずっと勉強だと集中力が持たないので、間に「フリータイム」のコマを設けているという方法。
休憩のようですが休憩ではなく、本を読んだり絵を描いたり公園で運動(遊び?)してきたりと、ちょっとした息抜きも時間割に組み込んでいるようです。

年内に終わらせる!!

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そして、やっぱり宿題をさっさと終わらせるご家庭に共通していたのは、なるべく早く終わらせるようにする、ということ。
とくにお正月は家族みんなでダラダラと過ごしたいもの。気持ちよく年を越せるように宿題は年内に終わらせてしまうようにしているようです。じつは、この意見は話を聞いた子どもたちからもよく聞かれました。
やっぱり気持ちとしてはさっさと終わらせて、あとはのんびりと過ごしたいんですね。

なので宿題日は、年内に設定するようにしましょう。

ご褒美と罰ゲームを設定する

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次はご褒美です。宿題日に設定したノルマを達成できたら、ご褒美。最終宿題日までに宿題が終わらなかったら罰ゲームがあります。
ご褒美はそれぞれで、「好物が食べられる(夕飯が唐揚げになる!)」とか「ゲームの時間、1時間追加券」とか「ケーキをホールのままかぶりつける」とか、子どもと一緒に楽しめるアイディアを色々と考えているようです。

そして、罰ゲームは「親戚の集まりで全力ダンス披露(←地獄や……!)」とか「パパと一緒に5km走」とか「算数ドリルの追加」なんてものもありました。たしかに、どれも嫌ですねぇ。だけど、ただの罰ではなくて、面白かったり、子どものためになったりするアイディアが多かったです。

印象的だったのは、「お金」をご褒美や罰にした家庭はひとつもなかったこと。
お小遣いがもらえるとか、お年玉が減る、とか。ついつい安易に考えてしまいがちですがさほど効果はなさそうです。

あくまでも主役は子ども。親は背中をそっと押すだけ

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さいごに。スクールの先生が言ってくれた言葉をご紹介します。それは「あくまでも主役は子どもです」ということ。
作品づくりや自由課題など、あきらかに「これ、親ががんばったんだなぁ」という作品も見受けられると。どこまで親が手を出すかは、なかなか難しいですがアウトプットの質にこだわるよりも、下手でも失敗しててもいいから、子どもが自分で取り組んだということの方が大事です。

宿題も、親がつきっきりでやらせるより、子どもがやっている隣で親自身も自分の勉強や仕事をするなど、一緒にがんばる時間がつくれるといいですね。

もうすぐ冬休み! 年内に宿題を終わらせて、のんびりとしたお正月を迎えましょう!!

三木智有/家事シェア研究家

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