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<プリンスリーグ東海>トップ昇格内定、ジュビロ磐田U-18DF甲斐佑蒼の武器は「両利き」プレミアリーグ昇格を置き土産にできるか

アットエス


サッカーの高円宮杯U-18プリンスリーグ東海で2位につけるジュビロ磐田U-18。好調のチームを最終ラインから統率しているのが、来季のトップチーム昇格が内定しているDF甲斐佑蒼(ゆうあ)だ。

「昇格の内定が出る前から、今年は自分がチームを引っ張っていかなきゃという自覚がありました。責任というものを感じているので、練習からチームを盛り上げるようにしています」

甲斐の最大の武器は「両利き」を生かした巧みなビルドアップ。「左か右か、どっちの足が得意ということはないです。小さい頃から両足で蹴っていたから自分的には両利き」。最終ラインからしっかりつなぐスタイルを志向するトップチームにも、ピタリとはまる選手だろう。

藤枝市出身。小学5年の夏に地元の高洲SSSから蹴力FCに移籍し、NTTカップでは3位に。中学に上がるタイミングで「高いレベルでサッカーがしたい」とジュビロ磐田U-15と清水エスパルスジュニアユースのセレクションを受け、合格の知らせが届いたジュビロ磐田の門をたたいた。中学時代は藤枝からチームの練習に通っていたが、今は寮暮らし。恵まれた環境でサッカーに打ち込み、プロ入りを勝ち取った。

参考にしているのはイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ(インテル)と、アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッド)。とりわけ、自分と同じように身長が180センチに満たない中でディフェンダーとして活躍しているマルティネスのプレーに魅了されるという。

ジュビロ磐田U-18の安間貴義監督の期待も大きい。「ラインアップの時の重心の変え方やポジション取りも繊細になってきた。サイドのスペースにボールを落とすこともできるようになってきたし、それほど高さはなくてもヘディングでも負けていない。まだまだ学ばなければならないことは多いが、できることは増えている。プロでは最初から好きなポジションはできないかもしれないが、あとはチャンスをつかめるかどうか」

昨年12月のプレミアリーグ昇格プレーオフ1回戦は、岡山学芸館に終盤に同点ゴールを奪われてPK負けした。2年生ながらフル出場していた甲斐は涙を止めることができなかった。

「1年間のすべて、集大成の試合だったのに最後の最後に自分たちの弱さが出てしまった。今年は最後まで隙を見せないように。来年、後輩たちにプレミアリーグでやらせてあげたい」

プレミア切符を置き土産にして、プロキャリアをスタートさせるつもりだ。

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