明石沖ライトジギング釣行で56cm頭にハマチ5匹をキャッチ【兵庫】カケアガリを狙い撃ち
ライトジギングで明石沖のハマチ(イナダ)をボートから狙いました。PEライン1.2号前後にマッチするロッドとリールを用い、軽めのジグで手軽に挑めます。急潮で知られる明石海峡周辺も、夏の朝は流れがゆるやかになるため、ライトタックルで50cm後半のハマチを釣る楽しさを堪能できます。
明石沖でボートジギング
鮎のシーズンインでそちらの準備やら雨天やらで、5月末から1か月ぶりにボートで沖に出ました。ジギング乗合船のサイトは、順調に明石海峡周辺での釣果を伝えていました。これなら、ご無沙汰の沖ですが、ハマチサイズならば、ライトジギングで面白く寿司だねを捕まえることができそうです。
1か月海を見ていないので、いきなり行っても釣れるのかと不安がありながらも、今年のハマチは早くから居ついてるので、安定性があると思います。7月下旬になると、ツバス(ワカシ)の若魚が明石沖にも回遊してきますが、今のハマチは、春に回遊してきて成長をしている群れです。
ハマチといえども50cm台サイズですから、一番おいしいサイズで、そして力いっぱいにライトタックルを引き、釣り味を存分に味わえます。
道具が軽い
私の「1号タックル」です。PEライン1.2号クラス仕様のロッドと、それに見合うリールを使用します。メジロ(ワラサ)サイズでも釣れますが、やたら時間がかかり乗合船では不向きでしょう。ハマチクラスまでです。
急潮の明石海峡周辺でも夏の朝は、流れが緩やかなので軽いジグが使え、より自然な動きにできます。ライトタックルは軽いですし、動かすジグも軽いので、暑い夏に打ってつけです。
ゆっくりとしたロッドワークでジグに動きを与えていると、魚がジグにまとわりついてくるのがわかり、喰うぞ喰うぞと待ち構えるおもしろさです。
やり取りが楽しい!
ライン1.2号 リーダー5号だと潮切れも良く抵抗が少ないので、軽く小さいジグをより自然に動かせますが、反面、引っ張り合いが不得意なので、ドラグ調整は大事です。強引にドラグが滑ってラインを保護します。カケアガリを狙いますが、大きな根はなく少しくらい走られても無難です。
ハマチも50cm半ばサイズは、それなりの引きを見せるので、ジジッジーーッとドラグ音を鳴らし、ワクワク度合いが大きくなります。ロッドは、バッドから大きく曲がりいなしていて、その曲がりとドラグ音が何よりの面白さを演出してくれます。
ひとり気ままなボート釣りですから同船者に迷惑をかけるわけでなしに、強いタックルでは面白み半減のハマチの引きを味わいます。このクラスだと、表層を引くフローティングミノーにも反応を示します。これもライトタックルで海面で喰って、いきなり潜っていく引きを味わえ、ライトタックルならではです。
カケアガリで55cmハマチ
明石沖には上げ潮が当たるカケアガリがいくつもあり、それぞれお気に入りの場所があります。そのひとつに私の明石食堂があり、おはようハマチ君が朝ごはんを食べにやってきます。潮の流れでプランクトンが沸き上がり、それを就餌するイワシにハマチが群れを成します。
今朝の潮は、7時に上げに転じ流れを作ります。朝ごはんのイワシ定食の時間です。潮がゆっくりと動き始め、その流れで活性が上がっていきます。水深30mから20mのカケアガリで釣ります。
ルアーの動きは、基本的にゆっくりとジャークしてフォールという繰り返しですが、時としてかなり早いピッチとジャークを小刻みに入れる変化で、誘いをします。1匹目は、そんな速い動きに反応をして、思わず反射的に喰ったようです。
元気いっぱいに引いて、曲げて鳴らしたのは、55cmの型の良いハマチでした。まだまだ潮の流れは1ノット程度ですので、これから時合に入ります。
軽いジグでハマチが連発
2匹目を釣って、ジグを100gから120gに重くして動きを変えます。違う動きが新しい誘いになり、そこで追加をします。今度は、一気に軽くして80gのシルバーでヒラヒラさせます。傷ついたイワシが落ちてくるような演出ですが、これは効き目があります。
潮も緩く80gでもOKです。4匹目、5匹目と続きます。本日の目標は、ハマチ5匹。只今9時前にて2時間弱の釣りは、目標の5匹を53-56cmで釣れ、上出来でした。未だ時合が残っていますが、我が家の寿司だねには十分で、リリースはいじめと思うことからも、食べる分だけ釣ります。釣ったら全部食べるのが信条です。
釣果は美味しくいただく
私か魚かどちらの食堂かと思いますが、ハマチがイワシに誘われて食べに行くので食堂ですが、それに誘われて私も行きます。はて。釣ったら1匹ずつ鰓を切ってイケスで泳がせ、自然に失血死を待ちます。
動脈の切断で供給がなくなり、毛細血管の血が静脈に戻るので、身から血が抜けおいしい肴になります。その都度は面倒ですが、雲泥の差の寿しだねができあがります。青物のサイズに応じたタックルで、初冬まで面白く釣って、おいしく頂きます。
<丸山明/TSURINEWSライター>