ちいきの芽(2025年11月21日号 掲載)
身近な出来事から、地域へのまなざしを育てる──。
「ちいきの芽」は、地域新聞社の社員がそれぞれの視点でつづる小さなコラムです。
日々の気づきや思いを通して、ささやかな日常を見つめ直すきっかけになればと思います。
地域新聞社 社員コラム(執筆担当/英)
最近、何の前触れもなく、昔の記憶がよみがえることがある。
特に顕著なのは歌だ。
幼児期に見ていたテレビアニメの主題歌が、突然脳内で再生を始めた時は、驚きのあまり目まいがした。
一体この現象は何なのだろう。
人生も終盤に差し掛かり、いよいよ脳が「終活」を始めたのか。
それとも、人生100年時代に備えて脳の空き容量を増やすべく、不要な記憶の整理が行われているのか。
後者であることを祈りたい。