【ドラゴンボール】おもしろ・感動する名言集!悟空やフリーザなど
「ドラゴンボールって、どんな話だったっけ?」
大人気漫画だったドラゴンボールも、完結後から約30年が経ちました。
個性豊かなキャラクターが地を駆け、空を舞い、理すら超える独特の世界。そんな世界に魅了された胸躍らせた学生時代。
あの瞬間を、彼らの名場面・名言を振り返って、もう一度味わってみましょう。
世代を超えて愛され続けるドラゴンボール
ゲーム
グッズ
カード etc…
形を変えて愛され続けるドラゴンボールですが、やはりメインは鳥山明描く超高品質の漫画。
魅力溢れるキャラクターから飛び出す言動の数々は、時に笑い、時に泣き、時に燃える心揺さぶるものでした。
そんな様々な形を見せた名言20選を、各場面やバックグラウンドの説明も交えてまとめて紹介します。
ゲームではifストーリーが盛り沢山
悟空の父 バーダックがもし生きていたら?
ベジータが悟空を超えていたら?
ドラゴンボールのゲームでは、原作で端折られていたクリリンと18号の馴れ初め、早期退場したキャラクター同士の夢の競演など、実現できなかったifストーリーが展開され、数々の名場面が繰り広げられています。
特に、準新作の『ドラゴンボールZ カカロット』では、ドラゴンボールの世界を自由に飛び回りながら原作を追体験できる内容になっており、昔ながらのファンにも馴染みのあるゲームとなっています。
名言20選の紹介
ウーロン「ギャルのパンティおくれーーっ!!!!!」
ドラゴンボールが6つ集まり、残すところ後1つとなったところ、ピラフ大王たちに奪われてしまった孫悟空一行。
そして、遂に顕現した神龍。
念願だった世界の王になるべくピラフは、神龍に願いを伝えようとした瞬間、ウーロンが願いを横取り。
世界の王とギャルの下着という、どう考えても釣り合わない天秤と、ドラゴンボールのシステムの穴を突く合わせ技はハイセンスなギャグを生みました。
また願いの横取りは、
・餃子(未遂)
・フリーザ
の2名も行っていました。
亀仙人「たった1個のドラゴンボールからすべてが始まり そして世を守ったのです」
16巻194話
ピッコロ(マジュニア)は、世に災厄を振りまき、多くの仲間たちの命を奪いました。
ピッコロの分身である神はそんな自分を悔い、ドラゴンボールなど作らなければ、自分などいなければと、己を責めました。
小さなきっかけが少年を旅に導き、世界を守り、遂には神の心すら救うという壮大な物語が走馬灯のように描かれ、ドラゴンボールの1つの終着点として最高の終わり方をしました。
ラディッツ「戦闘力・・・たったの5か・・・ゴミめ」
平和な地球に突如として降り立った新たな脅威ラディッツ。
前衛的なデザインをしたアーマーと強者感のあるオーラをまとい、数コマながら読者に強烈な印象を与えました。
また戦闘力を数字に表すという画期的な設定の登場と、見るからに弱い数字の農夫を瞬殺する描写は、ネタとして根強く愛され続けています。
クリリン「悟空ー!!!!!はやくきてくれーっ!!!!!」
18巻218話
遂に現れたサイヤ人 ベジータとナッパ。
Z戦士たちは悟空が戻るまでの間まで必死に抗い続けましたが、仲間たちの命は次々と奪われていきました。
弱点である尻尾の奇襲に成功したと思いきや、弱点を克服されて作戦は失敗に終わり、どれだけダメージを与えても倒れない不死身のナッパには絶望感しかありませんでした。
ヒーローが中々現れない王道展開ながら、クリリンの嘆きは、読者の気持ちを代弁した名言でした。
ピッコロ「き・・・きさまといた数カ月・・・わ・・・わるく・・・なかったぜ・・・」
来るサイヤ人襲来に向け、悟飯の潜在能力に目をつけていたピッコロは、半ば強引に悟飯を連れ去って、武術を叩き込むことにしました。
ですが、スパルタ教育虚しく、悟飯はいざ敵を前にすると怖気づき、ピッコロは冷たく突き放します。
そんな悟飯に向けて放たれたナッパの攻撃を、ピッコロが身を挺して庇うのは、予想外の展開だったことでしょう。
まるで不器用な親のように散ったピッコロの姿は、寝返り系悪役としてこれ以上ないくらいに株を上げ、ドラゴンボール屈指の感動エピソードとして親しまれるようになりました。
チチ「悟飯ちゃんが・・・ふ・・・不良になっちまった・・・」
ひ弱で引っ込み思案だった悟飯が、自分の使命を自覚して、チチの意見に真っ向から反抗した瞬間でした。
子どもの成長を感じる心温まるエピソードの筈ですが、チチの心境を考えると、さながらヤンキー父に感化された愛息子のような状況でしょう。
世界の脅威に立ち上がる息子と、教育に情熱を注ぐ一般的な母親像という対比は、何処となく哀愁を感じる話でした。
フリーザ「私の戦闘力は530000です」
新たな悪役は、その脅威度とセットで登場するのがある種の様式美。
ドラゴンボールの場合は、戦闘力が数字として認識されるので、どれだけ強いのかがはっきり分かるのが特徴です。
戦闘力530000という数値は、修業した悟空でさえ180000だったので、戦う前から絶望感がありました。
同時に、これからどうやって悟空たちはフリーザを倒していくのか?という期待もあり、まさに桁違いのインパクトのある見せ方は、自分を大きく見せる自己アピールとして汎用性のあるネタとしても愛されるようになりました。
ピッコロ「超サイヤ人にも弱点があったか」
28巻336話
フリーザを倒し、地球に帰還した孫悟空。
宇宙最強のフリーザをも打ち倒した超サイヤ人の力に、仲間たちは圧倒されていました。
けれど、鬼嫁チチの前では、伝説と謳われた超サイヤ人も形無し。
嫁を前にするとタジタジになる悟空を見たピッコロの、秀逸な一言でした。
孫悟飯「あの・・・いまのはデッドボールってヤツですよね」
セルの脅威も去り、高校生になった悟飯。
目立たないようにと気を使おうとするも、学校の体育で野球をしていた時、顔面に豪速球を受けたにも関わらず平然として、初日から人間離れした身体能力を見せてしまいます。
世間知らずだった悟飯は、同級生たちや先生の動揺にも気付かず、寧ろ目立たなくてラッキーとさえ思っていました。
無自覚に能力を見せつけて、周囲を唖然とさせる姿は、完全になろう系主人公です。
ベジータ「た・・・たのむ・・・フリーザを・・・フリーザをたおしてくれ・・・」
26巻308話
フリーザの手足となって働き続けたサイヤ人でしたが、プライドの高いベジータが許せるわけもなく、反逆の機会を窺っていました。
とうとう念願の超サイヤ人に辿り着いた思いきや勘違いに終わってしまい、死を覚悟します。
そこで颯爽と駆け付けた悟空の戦闘力を目のあたりすると、藁にも縋る様な思いで涙ながらに悟空にフリーザ討伐を頼みます。
ベジータの切実な思いは、サイヤ人を忌み嫌っていた悟空の心に届き、以後の悟空は地球人とサイヤ人のハーフを自称するようになりました。
ベジータの半生に幕を閉じ、相容れない筈の2人を結ぶ展開は、少年漫画史に残る最高に熱い展開でした。
ベジータ「まるで超サイヤ人のバーゲンセールだな」
36巻429話
平和な日々が訪れても鍛錬を欠かさないベジータ。
そんな父に感化されたトランクスも鍛錬を始めますが、150倍の重力には流石についていけません。
ベジータは無理をするなと言いましたが聞かず、悟天と一緒に天下一武道会に出たいとお祭り気分です。
所詮子どもかと思いきや、超サイヤ人に変身して何なく動き回り始めたトランクス。
聞けば、悟天も超サイヤ人になれるらしく、苦労して辿り着いた極地にあっさり到達する2人に流石のベジータも脱帽。
「バーゲンセール」と「超サイヤ人」という異質な組み合わせ、それをベジータが発するというシュールさは、ドラゴンボールにしかできない独特の笑いを誘いました。
ベジータ「さらばだブルマ・・・トランクス・・・そして・・・カカロット・・・」
39巻467話
最強最悪の破壊生物 魔人ブウを完全に侮っていたZ戦士たちは、魔人ブウの復活を許してしまいます。
1番の原因となったベジータは責任を取るため、玉砕覚悟で自爆を決断します。
自爆直前、トランクスとの掛け合いでは、
「トランクス・・・ブルマを ママを大切にしろよ」
また、赤ん坊の頃から一度も抱いたことがなかったとトランクスを抱擁し、「元気でな・・・トランクス」と告げて気絶させ、避難させました。
戦士ではなく、父親としての姿と、愛する妻と息子を惜しみ、戦友 悟空の名前を最後に持っていく辺りが、生まれ変わったベジータ像をこれでもかというくらい完璧に表現した最高の名言でした。
ベジータ「きさま勝手に人の妻を!!!自分の妻のをやりゃーいいだろ!!チチの乳の写真を!!」
42巻509話
魔人ブウにより地球を、仲間を失った悟空とベジータ。
ナメック星のドランゴンボールを頼りに案を練りますが、大界王神が反対します。
悟空は言葉巧みに大界王神と交渉しますが、交渉材料がブルマだと知ったベジータは激高。
ライバルである2人が織りなすボケとツッコミと、“チチ”の”乳”という下品なおやじギャグをベジータがかますという組み合わせは、一級品の漫才でした。
ベジータ「がんばれカカロット お前がナンバー1だ!!」
これは説明するより、全文を見た方が分かりやすいので、全て引用します。
カカロット・・・すごいヤツだよお前は・・・
あの魔人ブウは オレにはとてもかなう相手じゃなかった・・・
あいつと戦えるのはおまえだけだ・・・
なんとなくわかった気がする・・・
なぜ天才であるはずのオレがおまえにかなわないのか・・・
守りたいものがあるからだと思っていた・・・
守りたいという強い心が 得体のしれない力を生み出しているのだと・・・
たしかに それもあるかもしれないが それは今のオレもおなじことだ・・・
オレはオレの思いどおりにするために・・・
敵を殺すために・・・
そしてプライドのために戦ってきた・・・
だが・・・あいつはちがう・・・
勝つために戦うんじゃない
ぜったいに負けないために限界を極め続け 戦うんだ・・・!
だから相手の命を絶つことにこだわりはしない・・・
あいつは ついに このオレを殺しはしなかった
まるで今のオレが ほんの少しだけ人の心を持つようになるのがわかっていたかのように
アタマにくるぜ・・・!
戦いが大好きで優しいサイヤ人なんてよ・・・!!
がんばれカカロット お前がナンバー1だ!!
-ベジータ- 42巻510話
ベジータと悟空の長い研鑽と戦いの日々をまとめた、ライバルとしても、最終回としても相応しい最高の名言でした。
孫悟空「え~~~ん じいちゃ~~~ん!!」
“ギャルのパンティ事件”より1年後、再びドラゴンボールを集めて最後の1つが見つからず、占いババに頼る悟空。
占いババは、占う対価として、5人の戦士を倒すことを条件にしました。
最後の戦士である覆面の男の正体は、悟空の育て親である孫悟飯。
思いがけない再会に、悟空は涙を浮かべて孫悟飯に向かいました。
悟空が涙を流した場面は、
・ピッコロ大魔王の手下であるタンバリンにクリリンを殺された時の悔し涙
・ピッコロ大魔王を打倒した時の嬉し涙
のみで、後にも先にも大泣きまでしたのは、悟飯との再会だけでした。
天真爛漫で怖いもの知らずな悟空でも、中身はまだまだ未熟な子どもだということを感じさせる、ほっこりするエピソードです。
孫悟空「バイバイみんな・・・」
最強の人造人間 セルを相手に、悟飯が覚醒して追い詰めるまでは良かったものの、セルは怒りのあまりに地球もろとも道連れにしようと自爆を決断。
少しでも衝撃を加えれば爆発してしまい、打つ手がなく、絶望するZ戦士たち。
そこで妙案を出したのが、悟空でした。
その妙案は、瞬間移動を使ってセルを界王星に送り込んで自らも犠牲になるという苦渋の決断。
仲間たちの制止を振り払い、界王星に飛んでしまう様はまさに、瞬間移動のような一瞬の出来事。
この一瞬の間で起きた、
仲間たちへ向けた眼差し
成長した息子へ送るメッセージ
修業に明け暮れ、家庭を顧みなかったことの反省
主人公が退場するという衝撃的且つ感動的なエピソード、悟空らしい最後の言葉は、ドランゴンボールの物語に1つ区切りをつけました。
また、この名言は、『ドランゴンボールオフィシャルサイト』にて行われた、悟空の名言人気投票で3位に選ばれました。
次項からは、2位と1位を紹介します。
孫悟空「クリリンのことかーーーっ!!!!!」
親友 クリリンをフリーザに殺された挙げ句に侮辱されて、悟空が激高した有名なシーンです。
『ドランゴンボールオフィシャルサイト』の悟空の名言人気投票では、2位に選ばれました。
友を失った悲しみで理性が飛ぶくらいまで怒り狂う姿と、超サイヤ人のかっこ良さが相まって、主人公としては最高峰の見せ場になりました。
フリーザ戦ではこの名言以外にも、
「オレは怒ったぞ!!フリーザ!!」
「星は壊せても たった1人の人間は壊せないんだな」
など、僅かな場面で超サイヤ人の魅力をふんだんに盛り込んだ名言が飛び出していました。
孫悟空「落ちこぼれだって必死で努力すりゃ エリートを超えることがあるかもよ」
この名言は、『ドランゴンボールオフィシャルサイト』の悟空の名言人気投票で、見事1位に選ばれました。
エリートを自負し、下級戦士との圧倒的な格の違いを教えてやろうとするベジータを前にして語った名言です。
「頑張ればいつか報われる」という月並みの表現ではあるものの、これまで数々の強敵を前にしても決して挫けず立ち向かい、そして打倒してきた悟空が言うと、説得力が段違いです。
【おまけ】劇場版と超ではこんな名言も
孫悟空「面接とかっちゅーもんは嘘つき大会なのか?」
『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の冒頭にて、悟飯の受験のために悟空とチチが面接に訪れたシーンです。
面接の模擬練習をする2人の会話の内容がこちらです。
チチ「趣味は何ですか?」
悟空「やっぱつぇー奴と戦う事かな!」
チチ「そっだらこと言うでねぇだ!!」
チチ「それでは、好きな言葉は何ですか?」
悟空「オラ別に好きな言葉なんてねぇぞ・・・好きな食いもんならいくらでもあっけどな~!」
チチ「駄目だ駄目だ駄目だ!!そっだらこと言っては!!」
『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』
趣味は、読書とスポーツ。
好きな言葉は、友情・努力・勝利と言い直すように言われていました。
悟空の洞察力が意外な所で発揮される平和でシュールなシーンでした。
孫悟空「馬鹿なことやってねえで働け」
続編である超にて、悟空が強盗に襲われ、退治した時に発言した名言です。
「お前が言うな」
というツッコミが入りそうな言葉ですが、この時の悟空はブルマから最新のエアトラックを譲り受けて真面目に働き始めていました。
ちなみに、強盗には多額の懸賞金が掛けられていたので、悟空は意図せず荒稼ぎに成功していました。
悟空たちの物語はまだまだ続く
続編である超を始め、最新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』が発表され、アーケードゲームは今でも子供たちに大人気です。
作者鳥山明氏は残念ながら亡くなってしまいましたが、超の作者であるとよたろう氏は立派に鳥山明氏の意志を継承しています。
まだまだ続く悟空の物語。
どれだけ時間が経っても、形を変えて何度も何度も語り継がれていくことでしょう。
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