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すすき野たまりんば 6年ぶり、子ども食堂再開 地域の要望に応え

タウンニュース

子ども食堂に関わるメンバー

NPO法人すすき野たまりんば(宮崎泰雄理事長/すすき野2の6の6)は3月、休止していた子ども食堂の活動を6年ぶりに再開した。5月には、3回目の活動を予定している他、子ども向けの行事を開催する。

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同法人は地元住民ら有志グループが2014年に法人の名前を冠した交流施設を開設。以降、高齢者の居場所づくりや介護相談、各種イベントなどさまざまな取り組みを行ってきた。

その一つとして、子ども食堂の活動は16年から「まんぷく食堂」の名称で開始。地域の小学生までの子どもや保護者らが集まり、「孤食防止」「温かい食事の提供」などを担ってきた。

しかし3年後、新型コロナウイルスの影響でやむなく休止に。その後、状況は落ち着いたものの、それまで関わっていたメンバーの高齢化なども重なり、休止状態が続いていた。

そんな中、「食堂を再開してほしい」などの声が地域から寄せられ、すすき野連合自治会会長の齋木稲子さん、元会長の依藤守男さん、宮崎理事長らが昨年夏ごろに再開を画策。3月の再開時には29人もの人が訪れ、4月にも開催された。

3歳の子どもと一緒に訪れた40代女性は「普段子どもがいないので入りにくい印象があったが、他の人とも話ができたり、食事も美味しかった。また利用したい」と感想を話した。

宮崎さんは「手応えは感じている。尻すぼみにならないように継続して取り組んでいきたい」と話している。

同食堂は月1回、午後5時から開始。子ども200円、大人300円で利用可能だ。次回は5月23日(金)を予定。また、同食堂の開催時は紙芝居など子ども向けの「楽しみ」も月替わりで実施される。

詳細・問い合わせは同法人【電話】045・514・5534へ。

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