上手に田植え体験、たくさん実ってね、四日市の桜あおい幼稚園
三重県四日市市の桜あおい幼稚園(松永高弘園長)で6月5日、田植え体験の行事があった。子どもたちは、はだしで田んぼに入り、先生から稲の苗をもらって、目印がついているロープに沿って、しっかり植えていった。
田んぼは幼稚園から歩いてすぐのところで。縦20メートル余、幅10メートル余の広さ。休耕田を使ってほしいと農家から提案があり、昨年から体験学習に使わせてもらっているという。
田植えをしたのは5歳児の78人。泥んこになるとストレス解消にも効果があるといい、5月にまずは泥んこ遊びをして泥に慣れておく。その次がこの日の田植えで、泥を嫌がる子もほとんどおらず、女の子も男の子も、みんなで一歩を踏み入れた。
先生たちが、植えやすい本数に分けた苗を子どもたちに手渡し、それを、ロープの目印の近くに植える。時々、歩こうとして泥に小さな足がとられる場面もあったが、みんな、がんばって苗を植えていった。
ロープの目印に苗を植えていく子どもたち(浅野裕生さん撮影)
松永園長から苗をもらう子(間嶋豊さん撮影)
夏の草取りなども先生と一緒に田んぼに行くといい、稲が実る10月中旬に稲刈り体験をする計画。できたお米でおにぎりをつくってみんなで食べる楽しみも待っているという。
この日、職場体験学習で四日市市立南中学2年の浅野裕生さんと間嶋豊さんが記者に同行、園児が楽しそうに田植えをする様子を見て記事を書き、写真も撮った。写真は文中に掲載した。