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夏の主役たち⑦ 剣道男子 層が厚く、穴がない明豊が日本一を目指す 【大分県】

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悔しさをバネに、練習に取り組む

 県高校総体の剣道男子団体で、昨年の雪辱を果たした明豊が2年ぶり8回目の優勝。地元で開催される全国高校総体(インターハイ)では日本一を目指す。キャプテンを務める石原稜晟(3年)は「大分で開催されるインターハイで日本一になるために、全員が同じ気持ちで稽古をしてきた。一本勝ちできる剣道を極めたい」と強い思いを口にした。

 

 3月の全国高校選抜大会では2回戦負けした。岩本貴光監督は「慢心があったわけではないが、絶対的な力があったわけでもない。あの敗戦の悔しさを胸にインターハイで、もう一度日本一を目指せるチームになろうという雰囲気になった。そのためにはしっかり県予選(県高校総体)で勝たなければいけなかった」と振り返る。県高校総体の決勝リーグでは、他校を圧倒して頂点に立った。

 

キャプテンの石原稜晟

 

 今年は飛び抜けた選手はいないものの、層は厚く、穴がない。誰が出ても戦力は落ちることはない。メンバー選考に苦慮したが、団体戦で求められる戦況に応じて賢い試合をし、役割を全うできる5人をそろえた。県高校新人大会の個人で優勝した宮ノ内駿(3年)が先鋒、確実にポイントを取れる業師(わざし)の山下剣希(同)を次鋒に据え、運動神経抜群でアグレッシブな剣道ができる児玉輝心(同)が中堅、大技小技を起用に使える松原伊吹(同)が副将、面主体のオーソドックスなスタイルの石原を大将に置く。

 

 全国高校総体に向けて、仕上がりは順調。メンバーたちは個々の力を出し切ることが勝利につながると考えている。山下は「攻めの形を崩さず、自分の剣道をして力でねじ伏せたい」。児玉は「チーム全員で日本一を目指す。スピード、キレを研ぎ澄まし、自分がチームを引っ張るという覚悟をそれぞれが持って大会に臨めればいいと思う」と語る。日本一に向けてさらに高みへ駆け上がっていく。

 

最後の夏に向けて一丸となる3年生

 

 

(柚野真也) 

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