超神業……! 山寺宏一、“麺役”から“息役”まで1人26役を担当! 「山寺宏一の無駄遣い」「すごすぎるw」
声優の山寺宏一さんが、サントリーの「からだを想うオールフリー」の新アニメCM「深夜ラーメンの誘惑」内に登場する効果音をすべてひとりで演じ、1人26役をこなしたことがSNSで話題になっています。
26の効果音を1人で担当!とくに難しかったのは「袋麺役」と「冷蔵庫役」
山寺さんが出演したのは、毎日ラーメンをすするYouTuber・SUSURUさんをアニメ化し、深夜のラーメン×「からだを想うオールフリー」の食事風景を描いたサントリーのCM。
なんと山寺さんはこのCM内で、すべてのSEを担当。SNSの更新音から時計の音、ネギが切れる音、袋麺を開ける音や鍋の音まで、全26役を1人で演じています。
CM本編を観ていても山寺さんの超絶技巧が伝わってきますが、エンドロールのキャストクレジットに次から次へと流れてくる「山寺宏一」のインパクトもすごい!
SNSでは「これぞ山寺宏一の無駄遣い」「凄すぎて笑うしかやい」「狂気の沙汰」「全部違和感ないことにビビる」「なにこれ」「唇役って何なの?w」「逆に何の役ならやったことないんだ」など、驚きと絶賛のコメントが続々と寄せられています。
山寺さんによると、とくに難しかったのは袋麺役と冷蔵庫役だそう。とはいえ、どの役も実際の音のように馴染んでおり、山寺さんの演じ分けの技術の凄まじさを改めて感じずにはいられません。山寺さんが七色の声で演じる魅力的な効果音も相まって、こちらまでおなかが減ってくる映像に仕上がっています。
山寺宏一さんといえば演じ分けの超技術を生かした兼ね役! 1人で50役を演じたことも
山寺さんといえば、やはり声を使い分ける技術の高さ。コミカルなキャラ、ダンディなキャラ、動物キャラなど、どんな役も見事に演じ分けるのが魅力のひとつです。
たとえば『アンパンマン』のめいけんチーズ、『ONE PIECE』のコラソン、『かいけつゾロリ』のゾロリ、『アラジン』のジーニー、『ルパン三世』の銭形警部(2代目)、『新世紀エヴァンゲリオン』の加持リョウジ、『ミッキー&フレンズ』のドナルドダックなど、さまざまなタイプのキャラクターの声を担当しています。実写映画が公開したことで話題の『リロ&スティッチ』のスティッチ役も、アニメ版・実写版ともに山寺さんが演じているんですよ。
そんなバラエティに富んだ声色を生かし、ひとつの作品で複数の役を担当する“兼ね役”の多さも山寺さんならでは。
前述の『アンパンマン』ではチーズだけでなくカバオくん、かまめしどん、ジャムおじさん(2代目)を演じているほか、『ヤッターマン』ではヤッターワンをはじめ16役を担当、『彼岸島X』ではなんと全キャラ50役を1人で演じきっています。
このように主要なキャラクターはもちろんのこと、いわゆる“モブ役”までもすんなりとこなし、時には1話の中で幾つもの役を兼ねるのも、世間でリスペクトを込めて「山寺宏一の無駄遣い」といわれる所以。
今回のCMでも、山寺さんの強みを生かした演じ分けで、まるで本物のSEのように映像に溶け込んでいます。コオロギにガスコンロにチャーシューに……ひとつひとつの役に耳をすませて、ぜひじっくり聞いてみてくださいね。
[文/まりも]