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新NISAとの相性は抜群! メガバンク出身YouTuberがおすすめする「3つのインデックスファンド」

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新NISAとの相性は抜群! メガバンク出身YouTuberがおすすめする「3つのインデックスファンド」



元銀行員で、現在はYouTubeやSNSで資産運用の入門知識を発信し続けている小林亮平さん。自作のイラストを駆使した丁寧な解説が好評です。その著書『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)では、新NISAに「なんとなく興味がある」「これを機にやってみたい」という方のための、新NISAの基本や上手な活用法を解説。今回はその本の中から、投資の基礎から始め方、銘柄選び、出口戦略まで、知識ゼロから新NISAを始めるためのポイントをご紹介します。


※本記事は小林亮平著の書籍『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』から一部抜粋・編集しました。


王道の全世界株式のインデックスファンドとは?


新NISAでおすすめの商品をズバリお伝えしますね。


それは、つみたて投資枠でも成長投資枠でも選択する銘柄は同じで、「全世界株式のインデックスファンド」です。



データ②には、MSCI ACWI Indexという、全世界株式の代表的な指数の過去のグラフが示されています。


これは、先進国23カ国、新興国24カ国の株式市場の時価総額(株価×発行済株式数)を平均化したもので、約35年間のデータを見ると、ずっと右肩上がりが続いています。


世界中の会社に投資して、あとはその株をずっと持ち続けておくだけでお金が増えたことになるので驚きですね。


また国内株式の代表的な指数であるTOPIX(東証株価指数)と比べても、全世界株式の方が成長が著しいことは一目瞭然です。


このグラフの始まりである1987年は、日本がちょうどバブルの頃だったこともありますが、TOPIXは長い間でほとんど成長していない時期もありました。


一方、全世界株式への投資は、約35年間で7倍以上の成長を遂げています。


もちろん短期的にはマイナスになる時期もありますが、長い目で見て投資を続けていれば、利益はじゅうぶん期待できます。


ただし、本当に全世界株式は今後も成長が期待できるのか、疑問を持つ人もいるでしょう。


私の考えとしては、全世界株式の指数と世界全体の名目GDP(国内総生産)はおおむね連動していて、世界全体のGDPは今後も上昇していくと予想されているので、将来的にまだまだ上昇が見込めると思っています。


GDPは聞きなれない言葉だと思いますが、ようするに経済の規模を表すモノサシだと思ってください。


データ③に示された全世界株式に連動する指数と世界の名目GDPの推移を見てみると、両者がともに上昇してきたことが一目で分かります。


つまり世界全体で見た時に、経済はこれからも成長していくので、世界の株価も上がっていくだろうと考えることができます。


GDPが成長し続ける要因には、人口増加や新たなテクノロジーの誕生などがあります。特に世界の人口は、2100年までは増え続けると予測されているため、今後も世界経済が成長する後押しになりますし、私たちは全世界株式を買うだけでその恩恵を受けることができます。


この全世界株式こそ、限りなく全体に分散投資するという意味で、インデックス投資における王道とも言えますね。しかし、インデックス投資はけっして万能というわけではなく、急激にお金を増やすのはなかなか難しいです。


過去のデータを見ると、全世界株式でも、約35年間の平均としては年7%程度のプラスでした。年7%というと、1万円投資したら、来年には700円くらいの利益が出ているイメージです。


しかも近年の株式市場は比較的好調だったので、今後は年4~5%程度の平均利回りを想定するのがいいかもしれません。


これを聞くと、インデックス投資が思ったよりしょぼいものだなと、がっかりされる方もいるでしょう。


ただ長く運用を続けることで、先ほどの全世界株式のグラフのように、将来大きく増やすことが期待できます。


特に新NISAは、非課税期間が無期限という大きなメリットがあるので、コツコツ続けるインデックス投資との相性は抜群と言えますね。


いずれにしろ、インデックス投資は時間を味方につけて、じっくりと増やしていくものだと思っておきましょう。

おすすめの全世界株式インデックスファンドは、この3つが低コストで人気です。


(1)eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
(2)楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
(3)はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)


特にeMAXIS Slimシリーズは、ラインナップも充実していて、コストが安いインデックスファンドの代表格にもなっているので、覚えておくといいでしょう。


先ほども述べましたが、近年はインデックスファンドの手数料競争が激化していて、保有コストである信託報酬が年0・1%未満のファンドも出てきているため、仮に1万円でインデックスファンドを買って1年間運用したとしても、信託報酬は10円もかかりません。


非常に手数料が安いインデックスファンドは、私たち投資家にとって大変ありがたい商品だと言えるでしょう。


ちなみに先ほどのおすすめ全世界株式インデックスファンド3銘柄は、今回紹介したMSCI ACWI Indexに連動しています。


MSCI ACWI Indexにおける各国の構成比率を見ると、現状は米国が約62%とかなり高くなっています。


MSCI ACWI Indexの構成比率は各国の株式市場の時価総額の増減によって変わりますが、今はそれだけ世界的に見ても、米国の株式市場の規模が大きいと言えます。




・本書の記載内容は、2024年3月時点の情報に基づいています。
・本記事掲載後に法律や制度、各社サービスの内容が変更される可能性があります。予めご了承ください。
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