「クロマグロは釣った後も大変だった?」釣りあげた後の計測と水産庁への報告の手順を紹介
令和7年4月1日からクロマグロ遊漁のルールが大きく変更。特に持ち帰り可能な尾数や報告義務などが厳格化され、より細かな情報提供が求められるようになった。本記事では、釣りにガチなIT企業「bluecode株式会社」が所有するボートで釣り上げた、180kg級クロマグロの事例をもとに報告の流れを紹介していく。
ルール順守が絶対のクロマグロ釣り
人生一度でいいから釣ってみたい魚「クロマグロ」。食べて美味しいのはもちろんのこと、クロマグロ漁にスポットを当てたTV番組などもあり、釣りをしない人にも人気のある魚だ。
近年では、資源保護の観点から漁獲量の規制などが厳しく設定されており、遊漁者もより一層の配慮が必要だ。しっかりとルールが定められている釣り物である。
採捕のルールが大きく変更
前述の通り、クロマグロ採捕にはルールがあり、月間採捕上限も5トンと決まっている。釣行前に最新の採捕実績を水産庁のHP「クロマグロ遊漁の部屋」から確認しておく必要がある。
もし、釣行前の段階で月別採捕上限の5トンを超えていた場合、採捕はもちろん、クロマグロを狙ったキャッチ&リリースを前提とした釣りもNGとなる。
このクロマグロ採捕に関するルールは、令和7年4月1日より大幅に変更されており、特に採捕できる尾数や報告のルールが厳格化されている。遊漁者は新ルールをしっかりと把握し、遵守しなければならない。
マイボートで180kgクロマグロ手中
前述の通りクロマグロ釣りには様々なルールが制定されているが、そのルールをしっかりと遵守の上、ロマンを追うマイボート所有アングラーが日本には多く存在している。神奈川県に会社があるIT企業「bluecode株式会社」もその1つだ。
そんな同社の休日釣行で、5月上旬に180kgのクロマグロをキャッチ。この記事では、「マイボートでのクロマグロをキャッチした後の申請手順」にスポットを当てていく。
※水産庁には当日届出済
採捕後の報告手順
令和7年4月1日から、クロマグロの採捕後の報告期限が「1日以内」と短くなっている。報告は「専用サイト」または「LINEの専用フォーム」のいずれかで行う。
陸揚げ後に計測
今回bluecode株式会社が釣り上げたクロマグロは陸揚げ後、すぐに「総重量」と「尾さ長(吻端から尾鰭が二叉する中央の凹みまでを測った長さ)」を計測。
LINEのフォームで報告
計測後はLINEの報告フォームにて、釣った本人が計測した内容と「採捕した海域」や「陸揚げ場所」、「採捕した船の船舶番号」、「釣り上げたクロマグロの写真」など必要事項を明記し報告していった。
令和8年度から届出制が導入予定
現在、クロマグロ遊漁に関する正確な実態が把握できていないという問題を解決するため、令和8年4月1日からは、遊漁者による釣行前の届出制が導入される予定だ。
このルールの目的は、遊漁者の動向を明確に把握し、適正な資源管理を行うことにある。
ただし、具体的な届出内容や運用方法については、今後の議論を経て決定される見込みである。遊漁者は、今後の発表に注目し、新たなルールに対応できるよう準備を進める必要がある。
釣りに本気な「bluecode株式会社」
bluecode株式会社は、ITコンサルティング、ソフトウェアのプロトタイピング・技術調査などを事業として展開している会社だ。
一見お堅い企業に見えるが、釣りにガチなメンバーが多く在籍しており、釣り人必見の「釣り補助」や「船舶免許取得援助」、「サーフクラブ会員補助」といった釣りやマリンアクティビティに関する福利厚生が充実している。
また、全員がフリーランス(業務委託)採用で、フルリモートも可能という次世代の働き方を推進している会社でもある。
会社で複数のボートを所有
bluecode株式会社では、「社内艇」として複数のプレジャーボートや大型クルーザーを所有しており、休日はもちろん、平日も業務の進捗次第ではボートを使用し、釣りを楽しんでいる。中でも注目なのが、「ヤマハEXULT38 CONVERTIBLE」。
ラグジュアリーな居住空間を備え、ビッグゲームフィッシングも対応できる釣り人なら誰しもが憧れる大型クルーザーを「社内艇」として所有しており、平日はこのボートで釣りをしながら海上リモートワークをするメンバーもいるようだ。
bluecode採用情報
クロマグロ釣行にも挑戦する釣りガチIT企業「bluecode株式会社」では求人を募集中だ。
同社は大型クルーザーやボートを複数保有し、マリンアクティビティに特化した充実の福利厚生が魅力だ。
ビッグゲームにロマンを感じる方は、ぜひこの機会に注目してほしい!
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<河野陸/TSURINEWS編集部>