「こんなに甘いの?」北海道の農家直伝!ブロッコリーの一番おいしい食べ方に大感動
おいしいブロッコリーの見分け方&食べ方は
北海道を支える様々な職業のプロに一日弟子入り!
仕事の流儀やこだわりを探る仕事体験ドキュメンタリー!
HBC テレビで、毎週月~金曜午後4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」のコーナー「師匠!私を弟子にしてください」の取材をもとに、私、HBCアナウンサー・東峰優華が、気づきや北海道の魅力をプラスして、Sitakkeオリジナル連載でお届けします。
今回は石狩市でブロッコリーを育てている「寺内農園」に弟子入り!
ようやく収穫が終わった…と思いきや、まだまだ大事な作業が待っていました。
師匠の顔シールでアピール!
収穫が終わったやいなや、休む間もなく次は出荷準備に取りかかります。
ブロッコリーを1つずつ梱包していく作業も農家さんが自ら行うことにびっくりしました。
丁寧に袋詰めをして、専用の機械を使ってテープ止めをしていきます。
この作業、大学生のときに働いていた青果店でやったことがありました!!
少しだけ役に立つことができてハッピーな気持ちになりました(笑)
ここで、師匠がかわいいシールを袋に貼っているのを見つけました!
正体は、「師匠の似顔絵!!」
直売所で販売する際に、師匠が作っているということを知ってもらうためのシールです。
シール・値札張りまでをすべて自分たちで行います。
出荷するまではまさに時間との勝負です。## プロ直伝のおいしいブロッコリーの見分け方!
師匠の作ったブロッコリーはどれもずっしりでおいしそう!
ここで、おいしいブロッコリーの見分け方を教えてもらいました。
花蕾の粒が細かくて硬くぎっしり詰まっていることがポイント!
黄色くなっているものは、時期を逃してしまい鮮度が落ちている状態で収穫されたものであることが多いと教えてもらいました。
自分たちで陳列まで
ここからは約30分かけて、直売所に向かいます。
直売所では、なんと自分たちで決められた棚に陳列をするのです。
これも、ただ並べればいいというものではないのだとか。
師匠曰く、陳列はセンス!!!
お客さんに買いたい!と思ってもらえるように並べるのがポイントです。
さて、私にできるのでしょうか。
午前8時半、なんとか時間通りに直売所に到着しました。
開店までの間に急いで品出し作業を行います。
とにかく買ってほしいという思いから、私は「師匠の顔シール」がよく見えるようにブロッコリーを並べました。
師匠からは「顔を売るのは大事!」とお褒めの言葉をもらえました!よかったー!
どんな方の手に届くのか!楽しみとドキドキでいっぱいです。
そして午前9時半、直売所がオープン!
オープン前から、直売所の前にはお客さんの列が!!
私と師匠は片隅から売り場を観察します!
するとさっそく!
おおー!!うれしい!!
師匠のブロッコリーを手に取ってくれたお客さんが!!
せっかくなので、買ってくれたお客さんにインタビューをすることにしました。
「直売所に出ていたら買う確率が高いですね。甘みが強いところが好き」
お子さんも大好きで「そのまま何もつけなくてもおやつのように食べる」んですって!
そんなお客さんからの声に師匠は「励みになりますね、直接聞けるのはやっぱりうれしい。朝にがんばった甲斐がありましたね」とうれしそう!
収穫・梱包・陳列…それでもまだまだブロッコリーを作る農家の仕事は終わりません!
やることはまだまだ山積み!
直売所に行ったあとは、再び畑に戻って農協出荷用のブロッコリーの運搬作業を1時間行います。
その数なんと3200株!
さらに!
今後収穫を迎える赤ちゃんブロッコリーの畑で雑草の除去を1時間行います。
これがまた腰にくる…。
ロケのつぎの日には歩くのも辛いほどの筋肉痛になりました…!
そんな私の姿をみて、師匠がうれしい言葉をくれました。
「めちゃくちゃ頑張ってますね。折れないですよね。心が辛くても。根性ありますわ」
ありがとうございます!
実はいつも「根性」だけはほめていただいているんです…!
寺内農園ではさまざまな種類の野菜を作っているため、去年はジャガイモを作っていた畑でも今年はブロッコリーを作る…なんてこともあります。
そのため、ブロッコリー畑に無数のジャガイモが落ちていました(笑)。面白い!
ちなみに、この日の最高気温は32.9度!
照りつける日差しの中でも、おいしいものを食べてほしいという思いが体を動かします。
師匠が思う一番おいしい食べ方を教えてもらいました!
もう大感動のおいしさだったんです!
ブロッコリーは甘い…!!
それはブロッコリーの素揚げ!!
ということでこれぞ農家メシ!
師匠のおすすめ、ブロッコリーの素揚げをいただくことになりました!
まず、とれたてのブロッコリーを2分湯通しします。
その後、しっかり水気を切って油をたっぷりと入れたおなべに入れます。
硬さが残る状態で水気を切ったら豪快に素揚げします。
全体がカラっと揚がったら、最後に塩・ガーリックパウダーをかけて完成!
えええ!!なにこれ!!
とってもおいしい。今まで食べてきたブロッコリーとはまったく違います。
こんなにも甘いブロッコリーを食べたのは初めてです。
弟子入りをするまで、これだけ手作業で作られていることを知りませんでした。
今回はこのコーナーが始まってから初めて、消費者の方に届くところまでを見ることができました。
私はたった1日弟子入りをしただけですが、それでも朝自分で収穫したブロッコリーが人の手に届く瞬間を見ることができたことは、やっぱりうれしかったです。
最後は師匠と一緒に「ブロッコリーポーズ」で記念撮影!
師匠は7月に行われた「HBC赤れんがプレミアムフェスト」にも出店してこのブロッコリーの素揚げをふるまってくださいました!
ボリュームもあって、とってもおいしかったです!
「今日ドキッ!を見たよ!」というお客さんがたくさん足を運んでくれました。
お会いできたみなさん、ありがとうございました!
これからも師匠のおいしいブロッコリーが、多くの方に届きますように!!
【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」
****
文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年6月)の情報に基づきます。