速度は2倍で衝撃は2乗!? 安全のために車に働く自然の力を理解しておこう【最速合格! 原付免許 ルール総まとめ&問題集】
車に働く自然の力
慣性力
【車は急に止まれない】
車が動き続けようとする力。走行中の車は、ギアをニュートラルに入れても走り続けようとする。
摩擦力
【車の走行、停止に関与】
タイヤと路面との間に働く力。車が走ったり止まったりできるのは、この摩擦抵抗があるため。
遠心力
【速度の二乗に比例】
車がカーブを曲がろうとするとき、カーブの外側に飛び出そうとする力。速度の二乗に比例し、速度が二倍になれば遠心力は4倍になる(2の二乗=2×2=4)。
衝撃力
【速度の二乗に比例】
車が衝突したときに生じる力。速度と重量に応じて大きくなり、硬い物に瞬間的にぶつかるほど大きくなる。速度の二乗に比例し、速度が2倍になれば衝撃力は4倍になる。
用語・補足解説
● ニュートラル
ギアが入っていない状態。
● 摩擦抵抗
路面やタイヤの状態によって変化する。濡れたアスファルト路面を走行するときは、摩擦抵抗が小さくなる。
● 遠心力・衝撃力
速度を半分(2分の1)に落とせば、遠心力と衝撃力は4分の1になる(1/2の二乗=1/2×1/2=1/4)。
間違いやすいのはココ!
遠心力
✕速度が3倍になると遠心力は6倍
◯速度が3倍になると遠心力は9倍
出典:『最速合格! 原付免許 ルール総まとめ&問題集』長 信一 著