【たこ焼きの新世界】タコの代わりにツナマヨをぶち込んだ「ツナマヨ焼」はアリかナシか
先日、当サイトで「日本人もビビる?インドネシアで見つけた “たこ無し” たこ焼きの世界」という記事を公開した。アキル記者によると、なんとインドネシアにはモッツァレラを入れたたこ焼きがあるそうな。
たこ焼きにチーズかぁ……さすが海外というべきか考え方が柔軟。タコ以外のものが普通に入っているんだなぁ〜と思ったら、日本国内でも異端児が存在した。聞いて驚くなかれ、ツナマヨをぶち込んでいるのだ。
まさかのたこ焼きというべきか、「ツナマヨ焼」が売られていたのは埼玉発祥のスーパー「ベルク」だ。クセ強なプライベートブランド商品を出している印象があるが、たこ焼きにツナマヨとは……またやりやがった感がスゴい。
「ツナマヨ焼」は20個入りで323円。ちなみに同タイプのたこ焼きも売られていて、正式名称「たこ、どーんっっっ!たこ焼き」は18個で431円だった。
これらは製造・販売ともに新潟県の株式会社ピーコック。ツナマヨ焼の方が数あるのに、100円近く安いからタコの分が影響しているのだろうか。
さて、せっかくなので何がどう違うのか食べ比べてみたい。ひとまず並べて温めてみたところ……
たこ焼きの方がやや大きい。とはいえ、ツナマヨは1個20gとオーソドックスなサイズだから たこ焼きが大きめなタイプと見ていいだろう。
まぁそれより何より気になるのはその中身。下世話な行為かもしれないが、ツナマヨをオペして中を確認してみた。すると……
ツナマヨらしき何かが確かにいる。
通常であればタコが顔出すところ、何も出てこないというか……生地だけしか入っていないようにも見えるから変な感じがする。
一方のたこ焼きはこんな感じ。「たこ、どーんっっっ!たこ焼き」という名前に反して、しっかりたこ焼きしていた(真面目かっ!)。
それにしても、ツナマヨになっただけでこうも違和感があるとは。たこ焼きにおける中身……タコの存在感って大きいんだなと改めて実感する。
それじゃ味はどうだろう。まずはたこ焼きの方から食べてみると……かなりフワフワ! 特徴としてはダシで、しっかりとした味付けが舌から伝わってくる。
タコのサイズは個体差もあるだろうが、そう大きくもない。これなら、よりコスパいいたこ焼きはあるかなぁ〜というのが正直なところだ。
一方のツナマヨ焼はたこ焼きと同じくフワフワ系ながら、タコじゃないから少しばかり脳がバグる。ただ、慣れると自然になるから不思議なものである。
なお、ツナマヨの味はそんなに強くなく控えめ。味を教えられずに食べたら、もしかしたらツナマヨだと分からないかもしれない。
っていうかコレ……
そのまま食べるとやや物足りないものの、ソースをかけると激変した。粉物にソースは鉄板。そこにマヨまで加わると大正義ではあるが、ソースとツナマヨの組み合わせも間違いなかった。
ツナマヨ焼はアリかナシか。タコが入っているのがよすぎるため判断が難しいところだが、ソースとの組み合わせ込みでアリとしたい。チャレンジ精神というべきか、新しい世界を生み出そうとした姿勢も評価したいし。
参考リンク:ベルク
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.