多摩消防署 優良防火施設に認定 LINK FOREST(鶴牧)
鶴牧にある宿泊研修施設「LINKFOREST」が防火対象物適合表示金マークの更新にあわせて、優良防火対象物に新たに認定されたとして、多摩消防署は同施設内で両制度の認定証交付式を行った。
KDDIラーニング株式会社(田中和則代表取締役)が運営するLINKFORESTは、多摩センター駅から徒歩約10分、研修室や大ホールを備えた宿泊研修施設をメインに、通信の歴史や最新技術を展示した「KDDIMUSEUM」、美術作品を展示した「KDDIARTGALLERY」も併設している複合施設だ。
交付式には、小川勉多摩消防署長、予防課長のほか、田中代表ら関連企業関係者約10人が参加し、認定通知書や適合表示が交付された。
2020年4月にオープンし、東京2020オリ・パラ競技大会ではアイスランド共和国選手団の宿泊施設として利用された実績がある。研修施設として法人の利用が年間約250件あり、近くにサンリオピューロランドがあることから、一般客の利用も年間2万人を超えるという。竣工時から防火対象物適合表示を申請し、今年度、金マークに更新。あわせて優良防火対象物にも認定された。
LINKFORESTを代表して田中代表は「両制度の取得により、お客様が一層安心して利用いただける施設を目指します」とコメントしている。
優良防火対象物認定制度は、消防署が審査・検査した結果、認定基準に適合している場合に優良な防火対象物として認定され、認定証(優マーク)の使用が認められるもの。
防火対象物適合表示制度はホテルや旅館の管理権原者が対象。管理権原者の申し出に基づき、消防署が審査・検査した結果、表示基準に適合している場合に表示マークを交付する制度。表示マーク(銀)を3年間継続すると表示マーク(金)への資格が与えられる。