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ようやく訪れた感動の瞬間! 壮絶かつ長時間の陣痛と30分以内のスピード分娩!

たまひよONLINE

5歳になる息子を育てるママライターのまにゃさんです。私が妊娠・出産を経験したのは32歳の時。妊娠初期には「つわり」というものを全く感じることなく、苦しみというものを経験せずに安定期、そして後期をむかえることとなりました。

ついに来たか!これがうわさの陣痛の始まり


「つわり」を体験しなかったぶん、陣痛の苦しさや痛み、出産の怖さに少しずつおびえ、不安は増すばかり。

そんなとき、通っていた産婦人科で「ソフロロジー法」 や呼吸法の講座を数回、受講しました。だんだんとイメージがつかめるようになり、とにかくリラックスして出産をむかえようと思うようになりました。

そんな矢先、ある日の夜8時頃から、突き刺すようなおなかの痛みを感じました。痛みの間隔はどんどん狭まっていきます。ついに夜中の0時、用意していた荷物を抱えて、歩いてすぐ近くの産婦人科にむかいました。

丸1日の陣痛の苦しみにただもだえる自分


産婦人科は、家から近く、また妹が勤務する病院でもありました。安心感はあったものの、約5分間隔に狭まった激しい陣痛の痛みに耐えられず、ただベッドに倒れこんでうなだれることしかできませんでした。夫も必死に背中をさすってくれました。でも夜中の3時近くになると、さすがに疲れたのか、となりの簡易ベッドでいびきをかいての爆睡。

その間もひっきりなしにやってくる痛みに耐えられず、必死にヨガのようなポーズをしてみたり、よつんばいになってみたり。どうにかして痛みを和らげようと、方法を模索していました。

その痛みがなんと、入院してから丸1日以上続いたのです!子宮口がなかなか開きません。看護師さんにうながされ、シャワーでお湯をあてたり、階段の上り下りをしたりと、子宮口が開くのをひたすら待つよりほかに、方法がありませんでした。

ついに破水、そしてスピーディーな分娩!


陣痛が始まって約30時間が経過。この5分間隔の突き刺すような痛みは強烈で、「このまま死んでしまうかもしれない。いや、いまこのまま死んだ方がいい」と口走るほどの極限状態に。

「この痛みはいつまで続くのだろう」と、ぐるぐると頭をかけめぐります。このままでは気が病んでしまうと思った瞬間でした。「ぱん!」という風船が割れるような音とともに、大量の水が……。

慌てて夫がナースコールを押し、家族にも電話で連絡しました。「待ってました!」とばかりに助産師の妹と母親がかけつけたときには、すでに夜中の1時を回っていました。シートを代えると、「さあ、やっと思いっきりいきめるぞ!」と吹っ切れた気持ちに。

すると破水してからわずか30分以内というはやさで、大きな大きな男の子が生まれてきてくれたのでした。その体重は予想をはるかに超えた4000g!! あのもだえるような陣痛の痛みからようやく解放された喜びと、やっと会えたわが子の顔を見ることができた嬉しさとが重なりあって、涙があふれました。本当に幸せだと感じた瞬間でした。

生まれて初めての陣痛は、想像以上に激しく痛く、つらかったです。でも、産婦人科で受けていたソフロロジー効果で、いざ分娩となると呼吸法やらいきむタイミングやら、落ち着いてできました。分娩は、陣痛にくらべたらすべてが楽でした。
予想をはるかに上回る体重の息子でしたが、顔をみた瞬間の喜びと感動は、いまでも忘れません。陣痛を忘れるくらい? と言えるかは微妙ですが……。

[まにゃさん * プロフィール]
在宅でコールや事務の仕事をしています。5歳になる息子と夫の3人家族。2人目がほしい、と思いつつなかなかタイミングがなかったので、今年こそは、と少しだけ意気込んでいます。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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