初声小 新入生の気持ち明るく 協議会が靴箱塗り替え
三浦市初声地区の「地域とともにある学校づくり協議会」は3月26・27の両日、児童が使う靴箱を塗り替えた。
新入生を明るい空間で迎えようと児童や保護者、地域住民ら計約20人が額に汗を浮かべながら取り組んだ。
「ペンキが入らないところは押し込むように」。この日は三崎で塗装店を営む浅葉洋介さんが手ほどき。参加者らは劣化した木製の靴箱の汚れを拭き取り、穴の開いた部分を埋めながら刷毛やローラーを使って、5台の靴箱をピンクや黄色など4色に塗り上げた。3年生の大塚陽向さんは「大変だけど楽しい。新1年生が毎日通いたいと思ってくれたら」と笑顔を見せた。
同協議会は子どもの学びを支援しようと2021年に発足。夏休みに竹灯籠を制作する体験学習などを行っている。
同校の校舎は建て替えから半世紀以上が経過し、靴箱も老朽化。松岡由紀校長は「暗かった昇降口が明るくなった。地域の皆さんが環境整備に力を貸してくれてありがたい」と話した。